UFC躍進の立役者 フォレスト・グリフィン引退へ


 ケイン・ヴェラスケス、ジュニオール・ドス・サントスのヘビー級トップ2が豪快にKO勝利して沸いた『UFC160』だが、大会終了後の記者会見で、UFC躍進の立役者であるフォレスト・グリフィンが引退を発表した。元UFCライトヘビー級王者であったグリフィンだが、近年は怪我に泣かされ長期欠場を余儀なくしており、限界という事だった。
 UFCが現在の様に世界最大の巨大MMA大会となったのは、“パイオニア”ホイス・グレイシーの復帰戦、WWEのスーパースター、ブロック・レスナーの参戦と共に、リアリティ番組『The Ultimate Fighter』の成功が大きい。この第一回の『The Ultimate Fighter』でコーチ対決となったチャック・リデルとランディ・クートゥアの対決と共に、TUFライトヘビー級決勝戦となったフォレスト・グリフィンとステファン・ボナーの一戦こそが、UFC躍進の大きな要素となった。このグリフィンとボナーの決勝戦を見て感動した(当時、番組を放送していた)スパイクTVの関係者が、番組のシリーズ化を決定したと言われている。
 その為、まだPRIDEやアフリクション、ボードック、ストライクフォース、エリートなどライバル団体があった時代にもUFCを一度も離脱せず、他団体を引き合いに出して交渉しなかったチャック・リデルと、このグリフィン、ボナーの3名はUFCのファミリーだとダナ・ホワイトも公言していた。
 特に、ホイス・グレイシー、ブロック・レスナー、チャック・リデル、ランディ・クートゥアと違い、当時はまったく無名だったグリフィンとボナーは、そのファイトだけでUFCを急成長させたという事で、その凄さは計り知れない。
 グリフィンは引退後も、UFCに残る事が決定しており、またボナーと共にUFC殿堂入りも決定的と言われている。
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 Text by タダシ☆タナカ

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