2012年12月15日（現地時間）に、『TUF Finale 16』が開催された。メインでは、当初コーチ対決として、ロイ・ネルソンvs.シェーン・カーウィンの脂肪VS筋肉対決が予定されていたが、カーウィン負傷欠場により、ネルソンと同じく、TUF10ヘビー級バトルで凌ぎを削ったマット・ミトリオンとの対戦になった。
　そして試合は迫力満点、これぞヘビー級の醍醐味という展開に。試合開始直後は、お互いに金網に押し付け合うものの、スタンドに戻ると、壮絶な殴り合いを展開。打たれ強いネルソンが前に出て、最後は右アッパーをミトリオンの顎に命中させ、たたみかけるラッシュでダウンを奪い、追撃のパウンド。レフリーがストップしてネルソンの豪快勝利。いつも通り、金網に登って腹を撫で「デブは強いんだ！」と勝ち誇った。
　そして同じくヘビー級がもう一試合メインカードで組まれていたが、こちらも壮絶なKO決着となった。ミルコ・クロコップの大ファンとしても有名なパット・バリーと、ストライク・フォースのヘビー級新星（ストライクフォースのヘビー級はUFCに合併されたので現在はUFCファイター）だったシェーン・デルロサリオ。1Rはデルロサリオがグランドで圧倒、バックマウントを奪い攻め続けたが、2R開始と同時にバリーが大逆襲、右フックでぐらつかせるとラッシュでデルロサリオを豪快にKOして、見事な逆転勝ちとなった。
　また、TUFシーズン16の決勝戦では、コルトン・スミスが判定で勝利、見事にUFCとの契約を勝ち取った。
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■　TUF Finale 16
日時：12月15日
場所：アメリカ　ネバダ州ラスベガス
メインカード
＜ヘビー級＞
○ロイ・ネルソン
　1R KO
●マット・ミトリオン
＜TUF ウェルター級トーナメント決勝＞
○コルトン・スミス
　判定　3-0
●マイク・リッチ
※コルトン・スミス優勝
＜ヘビー級＞
○パット・バリー
　2R 0分26秒 KO
●シェーン・デルロサリオ
＜フェザー級＞
○ダスティン・ポイリエ
　1R 4分15秒 ダースチョーク
●ジョナサン・ブルッキンス
プレリミナリーカード
＜ウェルター級＞
○マイク・パイル
　1R 1分55秒 TKO
●ジェイムス・ヘッド
＜バンタム級＞
○ジョニー・ベッドフォード
　2R 1分00秒　KO
●マルコス・ヴィニシウス
＜ライト級＞
○ルスタム・ハビロフ
　1R 2分15秒
●ヴィンス・ピシェル
＜ウェルター級＞
○TJ・ワルドバーガー
　2R 1分04秒
●ニック・カトーン
＜バンタム級＞
○ヒューゴ・ヴィアナ
　1R 4分5秒 TKO
●ルーベン・デュラン
＜ライト級＞
○マイク・リオ
　3R 4分11秒　腕十字
●ジョン・コファー
＜フライ級＞
○ティム・エリオット
　判定　3-0
●ジャレッド・パパジアン
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