UFC-究極格闘技- UFC150 激闘再び!ベンヘンvsエドガーⅡ僅差でベンヘン防衛

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(C)Photo Courtesy of UFC
 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが”最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!

 UFC発祥の地、アメリカ・コロラド州デンバーで開催されるUFC150。メインカードでは、ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンと挑戦者フランク・エドガーが、2月のUFC日本大会からのダイレクトリマッチで激突する。日本でのふたりの試合には会場にいた誰もが次元の違うハイレベルな攻防に固唾を呑み、試合後には割れんばかりの大歓声がおこった。そして、判定での勝利コールの時、新王者ヘンダーソンへの声援と、エドガー敗戦の判定に納得のいかないファンのブーイングが交錯し、すぐさま再戦を求める声が上がった。UFCを一気に制したヘンダーソンに、王座奪還に闘志を燃やすエドガー、再戦も熱い戦いになることは間違いない。

 また、ミドル級では岡見勇信が登場する。UFC日本大会でティム・ボッシュにまさかの逆転TKO負けを喫し、UFC2連敗となった岡見。今回の対戦相手は二転した末、6月にUFCデビューを勝利で飾った新鋭バディ・ロバーツに決まった。楽な対戦などひとつも無いUFC。岡見にとっては今回も厳しい戦いが待ちかまえている。

 UFC150は、8月12日(日)11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。
UFCオフィシャルページ
WOWOW UFC-究極格闘技-

■ UFC 150
日時:2012年8月11日
場所:アメリカ コロラド州デンバー

<メインイベント ライト級タイトルマッチ>
○ベンソン・ヘンダーソン
 判定 2-1
●フランク・エドガー
 日本大会のメインであった為、日本のファンにも思い入れの深いカードの再戦となった。
 試合は1Rは地を這うローキックでヘンダーソンが試合のペースを握るも、2Rにエドガーの右フックでヘンダーソンがダウン。その後も、ダウンを奪い、ギロチンチョークを極めかけるエドガー、キック、パンチの手数、有効打で有利に立つヘンダーソンというほぼ互角の戦いとなった。ダメージを与えたのはエドガー、ヒット数で上回るヘンダーソンという感じで、判定は非常に僅差で割れたが、スプリットでヘンダーソンが判定勝ち。非常に接戦であった。

<セミファイナル キャッチウエイト>
○ドナルド・セラーニ
 1R 1分16秒 KO
●メルヴィン・ギラード
 カウボーイの異名を持つ人気者セラーニと、軽量級のランデルマンと言われる派手な黒人選手ギラード。共に派手な試合をする選手同士だけに名勝負が期待される。なおギラードが減量に失敗し、ギラードのファイトマネーの一部をセラーニに渡す事でキャッチウエイトとなった。
 試合は、いきなりの打撃戦、ギラードが右フックでセラーニからダウンを奪いKO寸前に追い詰めるが、持ち直したセラーニが今度は左ハイキック!これが決まりギラードが棒立ちになった刹那、右ストレートで打ち抜き、セラーニがギラードを完全にKO。逆転KO勝ちでセラーニが勝利した。

<ミドル級>
○ジェイク・シールズ
 判定 3-0
●エド・ハーマン
 日本大会で秋山成勲を葬った実力者としてその名の高いシールズと、TUF3ファイナリスト、長年UFCで活躍しているハーマン。
 先にテイクダウンを奪いたいハーマンが組みついていくが、逆に相手を倒したのはシールズ。1R最初こそ、早めにスタンドに戻せたハーマンだが、その後、試合が進むにつれ、いつも通りシールズがテイクダウンして、グランドで上をキープして逃がさない。そのままの展開でシールズが完勝、文句なしの判定勝ちとなったものの、グランドで抑え込む事に終始した戦法に会場からはブーイングだった。

<ミドル級>
○岡見 勇信
 2R 3分05秒 TKO
●バディ・ロバーツ
 2連敗であとのない岡見の相手は、当初ホジマール・”トキーニョ”・パリャーレスだったが怪我で欠場し、代打で抜擢されたのはバディ・ロバーツ。
 打撃で攻め込んでくるロバーツだが、岡見は組みついて、苦しみながらもテイクダウン。その後は完全に身体を密着させパスしてマウント、バックマウントからパウンド。2Rも同じく岡見は打撃勝負を避け組みついて倒してバックマウントからパウンドでパウンド、岡見がTKO勝利した。

<フェザー級>
○マックス・ホロウェイ
 2R 4分49秒 TKO
●ジャスティン・ローレンス
 アンデウソン・シウバが所属するブラックハウス所属、22歳という若いジャスティン・ローレンスと若干20歳というUFC契約選手としては最年少のマックス・ホロウェイ、ヤングガン対決という感じの試合。
 スピーディな打撃の攻防だが、オクタゴン中央のホロウェイの周りをローレンスが回るという展開。ホロウェイはローブローもあるものの、カウンター狙いの的確な打撃でペースを握る。そして、2R、膝蹴りを決め、金網に追い込みラッシュを仕掛けるホロウェイ、崩れ落ちるローレンスにパウンドを叩きこみレフリーがストップ。ホロウェイが見事にTKO勝利した。

プレリミナリーカード
<フェザー級>
○デニス・バミューデス
 1R 4分43秒 ギロチンチョーク
●トミー・ヘイデン

<ミドル級>
○マイケル・カイパー
 2R 2分16秒 TKO
●ジャレッド・ハマン

<バンタム級>
○エリック・ペレス
 1R 0分17秒 TKO
●ケン・ストーン

<バンタム級>
○チコ・ケイマス
 判定 3-0
●ダスティン・ペイグ

<フェザー級>
○ニック・レンツ
 1R 3分45秒 TKO
●光岡 映二
 日本の光岡映二の相手は現在、2連敗中とあとがないニック・レンツ。両者ともに、フェザー級に落としての正念場。しかし試合はレンツの一方的な展開に。レスリング力で上回るレンツがテイクダウンして、パウンド。光岡は身体を反転して逃げようと試みるが、逆にバックを制されてレンツのパウンドを浴び、まったく良い所がなくTKO負け。レンツは連敗脱出となった。

詳細版はマット界舞台裏8月23日号遠慮週プロ不器用長州セコい団体G1ウラ倫敦五輪WWS大阪炎上に掲載されました。

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