「立ち技こそ格闘技最強！」を合い言葉に、関西で立ち上げられた新格闘技団体『STRIKER』（ストライカー）大阪・世界館大会。今回大会はエントリー者が多く、やむなく２部興行にするがこれが正解で１部２部とも超満員となった。
　まず第１部開始セミファイナルのストライカールール大出vs.野本、大出は空手の大会優勝や柔道でもインターハイ出場し総合でも有名な選手。対する野本は正道会館や内田塾で優勝しており、昨年の完全素手の格闘技PRO-KARATEDO『達人』でも勝利してる選手、打撃で野本が追い詰めるがルール的に１日の長のある大出に軍配が上がるも盛り上がりを見せた殴り合いの試合だった。
　１部メインの司人夢アツキムエタイと川原の試合。司人夢はJ-NETWORK元5位、対する川原は知る人ぞ知る関西の国際式Ａ級ボクサーで戦績32戦7勝（6KO）22敗（18KO）3分と、勝つも負けるもほぼＫＯ決着の関西では知る人ぞ知る選手。この対決はパンチと蹴りのまさに異種格闘技の雰因気を醸し出し、ストライカーならではの試合となったが、司人夢が首相撲からの膝でカットしてのＴＫＯで新チャンピオンとなり大盛況のうちに１部終了。
　２部は金剛カラテ・浦野と空手道Mac・的場のフルコンタクトカラテのトップ対決、僅差で浦野に軍配があがり会場も暖まる。
　47才にしてストライカールール初挑戦の元プロボクシング日本チャンピオン＆元ＭＡキックチャンピオン・田中信一vs.山田忠洋は、立って田中、組んで山田の展開は結果ドローとなったが、会場では「しんちゃん」コールが起こるほどの熱戦となった。
　キックウェルター級タイトルマッチSHAMAN★YASU猛志會vs.臼井奨太政拳会でダウン応酬の末臼井が判定勝ちで新チャンピオン。
　フルコンタクトカラテルールのタイトルマッチはチャンピオンの伊藤貴則（金剛カラテ）vs.チャンリキ空手選手権重量級チャンピオン・加藤秀学志焔塾のチャンピオン同士の対戦に。伊藤が勝利したが、すぐに再戦の話がでる熱戦となった。
　２武メインイベント＝ストライカールール・スーパーミドル級タイトルマッチはチャンピオンの岩本とプロ修斗新人王準優勝・レッツ豪汰の対決となり、体格の差を活かしたレッツ豪汰がペースを握り判定でタイトルを奪取した。

レフェリーのロシアン鈴木(コブラ会）は新進気鋭のファイターでもある。次回大会の出場は果たしてあるのか！？
　会場は大盛況で、まだまだ見たいカード飽きないマッチメイクに自信ありのストライカー、次回大会は9月2日（日）神戸・上尾劇場にて『FREEDOM FIGHTERS 2012 STRIKER　dogfight 究道会館　HORIIKE LIVE』として開催される。
マット界舞台裏7月19日号木谷野望不仲大物猪木秘密シン祭DIVA分析TRIBELATE STRIKER
■　STRIKER 6
日時：7月1日（日）
会場：大阪弁天町・カルチェラタン世界館
セカンドステージ・二部
＜⑪メインイベント ストライカールールスーパーミドル級タイトルマッチ４分２Ｒ＞
●岩本亮紀(祥空館teamI★B)
　判定０-３
○レッツ豪汰(コブラ会/プロ修斗新人王準優勝)

※レッツ豪汰タイトル奪取
＜⑩セミファイナル フルコンルールタイトルマッチ３分２分２分＞
○伊藤貴則(金剛カラテ/ストライカーフルコンタクト空手チャンピオン)
　判定３-０
●加藤秀学(志焔塾チャクリキチャンピオン)
※伊藤が防衛
＜⑨キックルールウェルター級タイトルマッチ３分３Ｒ＞
●SHAMAN★YASU(猛志會)
　判定０-３
○臼井奨太(政拳会)
※臼井が新チャンピオン
＜⑧ストライカールール新人王戦３分２Ｒ65㎏契約＞
○鈴木崇豊(teamバーモス)
　判定３-０
●安藤遼(teamスフィーダ)
※鈴木が新人王となる
＜⑦ストライカールール３分２Ｒミドル級＞
○森田晋源(吹田柔術)
　１ＲＴＫＯ
●濱一輝(上新庄teamインパクト)
＜⑥ストライカールール３分２Ｒフェザー級＞
△田中信一(祥空館)
　引分け
△山田忠洋(teamバーモス)
＜⑤キックルール２分３Ｒウェルター級＞
●楠原渉太郎(金剛カラテ)
　判定０-２
○金沢旨俊(上新庄teamインパクト)
＜④フルコン空手ルール２分３Ｒ７５㎏契約＞
○浦野友欣(金剛カラテ)
　判定２-０
●的場彰太(空手道Mac)
＜③ストライカールール３分２Ｒヘビー級＞
●宮本佑治(祥空館teamI★B)
　１ＲＴＫＯ
○田中隆治(田頭道場)
＜②ストライカールール３分２Ｒウェルター級＞
○藤田昌輝(祥空館)
　判定３-０
●船木秀宣(teamバーモス)
＜①ストライカーキッズチャンピオン決定戦＞
○北原そら(金剛カラテ)
　判定３-０
●住田悠成(金剛カラテ)
本戦・ファーストステージ・一部
＜⑦メインイベント キックルール　スーパーウェルター級タイトルマッチ３分３Ｒ＞
○司人夢ATSUKIMUAYTHAI(アツキムエタイジム)
　１ＲＴＫＯ
●川原慎次

※司人夢が新チャンピオン
＜⑥セミファイナルストライカールールヘビー級３分２Ｒ＞
●野本正幸(内田塾)
　判定０-２
○大出康(teamスフィーダ)
＜⑤ストライカールール３分２ラウンドクルーザー級＞
●儀間智保（政拳会）
　１ＲＴＫＯ
○セレズニョフアレキサンダー
＜④キックルール２分３Ｒスーパーライト級＞
●椎田寛基(創道会)
　判定０-２
○八野慶(アツキムエタイジム)
＜③キックルール２分３Ｒフェザー級＞
●パンペット・リュウタロウナカノ(アツキムエタイジム)
　ＫＯ２Ｒ
○下野佳延(烈拳会)
＜②キックルール２分３Ｒバンタム級＞
○仲西裕之(Ｋスタイル)
　判定３-０
●平野翼(烈拳会)
＜①ストライカールール３分２Ｒミドル級＞
●近江照幸(teamcrazydeed)
　１ＲＴＫＯ
○芝本匠(teamスフィーダ)
アマチュア
＜④キックルール２分２Ｒウェルター級＞
●荒田英俊(創道会)
　判定０-３
○村木太樹(和田会館)
＜③キックルール２分２Ｒフェザー級＞
●難波昭人(創道会)
　１ＲＴＫＯ
○財田直也(田頭道場)
＜②キックルール２分２Ｒフェザー級＞
●大澤礼(創道会)
　判定０-３
○秋本喜幸(田頭道場)
＜①ボクシングルール２分２Ｒ６２㎏＞
△徐翔也(京賀塾)
　引分け
△小笠原翼(teamcrazydeed)

次回のストライカーには今やインディーのプロレスマニアにはある種、神として崇められ奉られている感のある小笠原和彦のゲスト出場が決定している。プロレスラーの一面しか知らない者にとっては第15回全日本空手道選手権準優勝の栄誉に輝き足技の魔術師と呼ばれた空手家の本当の凄さの片鱗をうかがい知りえることになるであろう。
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