石井宏樹 外国人初ムエタイタイトル(ラジャダムナン)防衛の快挙~新日本キック後楽園

 昨年10月2日『MAGNUM 27』でアピサックK.T.ジムを判定でやぶり、4度目の挑戦にしてムエタイラジャダムナンスタジアム・スーパーライト級王者に見事輝いた石井宏樹の防衛戦が、5ヵ月後の2012年3月11日『MAGNUM 28』で行われた。
 石井は1Rから積極的に攻め、ゲーンファーンにパンチキックのみでなく首相撲でも組み負けず、キックボクシング観点でなくムエタイ視点からでも3-0の完勝! 過去にムエタイ王座に就いた外国人としては初のタイトル防衛に成功した。
 セミファイナルでは無敗のまま新日本バンタム級チャンピオンに就いた江端塁がタイ選手を圧倒して4RKO、喜多村が在日古豪のタイ人 ペッカセームを戦意喪失TKOで破り、新日本フェザー級チャンピオンの内田がノンタイトル戦で上位ランカーの拳士浪から2度のダウンを奪い王者としての貫禄を魅せ、元新日本ライト級チャンピオンで現1位、2010K-1~63kgジャパントーナメントべスト4の松本芳道を10位のジョニー・オリベイラが松本を肘でカットし圧勝で破るアップセットもあった。
 この大会の全容と詳細は、石井選手と対戦経験のある紅闘志也記者によるレポートにて、マット界舞台裏03月22日号オカダ政権大阪興行外人招聘+石井宏樹に掲載されました。
■ 新日本キックボクシング協会 『MAGNUM 28』
日時:3月11日(日)
会場:東京・後楽園ホール
<第12試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R>
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これがどれほどの快挙であるかは説明不要であろう
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○石井宏樹(藤本ジム/王者)
 判定3-0 49-47、48-47、49-47
●ゲーンファーン・ポー・プアンチョン(タイ/6位)
*タイトル初防衛

<第11試合 セミファイナル 54kg契約 3分5R>
○江幡 塁(伊原道場/日本バンタム級王者)
 4R 0:50KO 右ストレート
●ペッダム・チューワッタナ(タイ)

<第10試合 セミファイナル 73kg契約 3分3R>
○喜多村誠(伊原道場/日本ミドル級王者)
 3R 0:23TKO レフェリーストップ
●ベッカーセーム・ユタギ(タイ/元ラジャダムナン・バンタム級3位、フェザー級5位、ライト級8位)

<第9試合 セミファイナル 58.5kg契約 3分3R>
○内田雅之(藤本ジム/日本フェザー級王者)
 判定3-0 29-25、29-25、29-25
●拳士浪(治政館ジム/日本フェザー級3位)

<第8試合 63kg契約 3分3R>
●松本芳道(八景ジム/日本ライト級1位・元王者)
 判定0-3 29-30、29-30、29-30
○ジョニー・オリベイラ(トーエルジム/日本ライト級10位)

<第7試合 ウェルター級 3分3R>
○渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級1位)
 TKO2R1:43 肘によるカット
●竹若佑輝(八景ジム/日本ウェルター級3位)

<第6試合 63kg契約 3分3R>
○翔栄(治政館ジム)
 判定2-0 30-29、30-28、30-30
●木村旭洋(伊原道場)

<第5試合 ウェルター級 3分3R>
○大槻翔太(伊原道場)
 KO1R1:40
●竹本雄一(小鉄組)

<第4試合 ライト級 3分2R>
○羽立宏孝(伊原道場稲城支部)
 判定3-0 20-19、20-19、20-19
舜・センチャイジム(センチャイジム)

<第3試合 フライ級 3分2R>
○重森陽太(伊原道場稲城支部)
 判定2-0 20-19、20-19、20-20
●奥脇一哉(はまっこムエタイジム)

<第2試合 フェザー級 3分2R>
△麗也(治政館ジム)
 判定引分 19-19、19-19、19-19
△茂木宏幸(藤本ジム)

<第1試合 ライト級 3分2R>
△KAZUMA(揚心ジム)
 判定引分 19-19、19-19、19-19
△エージェント木村(野本塾)
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