ショック!10・23全日本プロレス両国大会 生え抜き全敗 4大タイトル全て他団体流出

 10月23日に行われた全日本プロレス両国大会。4大タイトルマッチ、しかも全てが全日本プロレス対外敵というカードで固められたが、何と全て外敵の勝利、全てのベルトが他団体に流出するという大変な結果になった。
 メインで行われた三冠戦では、ノアからの刺客・秋山準が、全日本プロレスのエース、諏訪魔から完全ピンフォール勝ちで、なんと全日本の至宝、三冠王座がノアに流出という最悪の事態になった。試合後、秋山は「アックスボンバー(大森)はどうした?」と大森との防衛戦を訴えたが、先に出てきた太陽ケアが、ベルトを取り戻すとアピール。続いて大森も出てきたものの、太陽ケアがノアに乗り込むという事になりそうだ。
 セミファイナルではアイドルグループ「ももいろクローバーZ」もグレート・ムタの応援に駆け付けたが、メキシコAAAからの挑戦者、ダーク・オズにKENSOがフォール負けし、ベルトはなんとメキシコに流出。KENSOは逆切れして「ももいろクローバーZ」のせいだ!と詰め寄るがムタが毒霧を噴射し、完全に仲間割れになった。
 さて、全て外敵に敗れるブックを飲まざる得なかった全日本プロレスだが、この厳しい状況になる事は、すでに週刊マット界舞台裏10月20日号全日新日絶壁 仮面貴族 里村社長 経営的な窮状にある全日プロにとって、10・23両国がコケたら…で報じられていたのをご存じだろうか?
 『マット界舞台裏』を定期購読しておられる読者なら、「何を今更」という台詞が出てくるだろうが、週刊ファイト元編集長、井上譲二氏が毎週スクープを連発しており、業界関係者で購読していない者はもぐりと言われている程だ。特に、今回の様なメジャー団体のビッグマッチ直前には、その大会を占う重要なスクープが用意される事も多いので、これから年末・年始にかけてビッグマッチが多発する前に是非とも定期購読をお勧めしたい。
081124-all-main03.jpg
全日本のエースとして活躍した諏訪魔だが・・・
■ 全日本プロレス「2011 プロレスLOVE in 両国 Vol.13」
日時:10月23日
会場:両国国技館
<第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
○秋山 準(挑戦者/プロレスリング・ノア)
(ピンフォール)※スターネストダスト(変形キークラッシャー)
●諏訪魔(王者)
<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
○ ダーク・オズ、ダーク・クエルボ(挑戦者/AAA)
(ピンフォール)※オズ・ドライバー
●グレート・ムタ、KENSO(王者)
<第6試合 世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
○ケニー・オメガ(挑戦者/DDT)
(ピンフォール)※クロイツラス
●KAI(王者)
<第5試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
○関本 大介、岡林 裕二(挑戦者/大日本プロレス)
(ピンフォール)※ダイビング・ボディプレス
●真田 聖也、征矢 学(王者)
週刊マット界舞台裏’11年11月3日号ノア内紛AJ流出/ケン・片谷/陣川弘明引退/初代虎サスケ/矢野啓太地下プロ