今週の「マット界舞台裏」は、文春の記事が長州に与えたダメージと、8・27隅田川決戦をズバリ斬る!

110818hyoushi.jpg 今週の『マット界舞台裏』では、8月27日に日本武道館で行われる新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、メジャー3団体による夢のオールスター戦『ALL TOGETHER』と、同日両国国技館で行われるIGF『INOKI GENOME』に関する記事がそれぞれ掲載されている。
 先日、ようやく『ALL TOGETHER』の全カードが発表されたが、それを見て「なんじゃ、これ!」と思ったファンは多いはず。メジャー3団体の80人もの選手を全10試合の中に無理矢理、詰め込んだ印象しかないためだ。
 本来、興行が終わる前にカード批判を行うのはタブーなのだが、今回ばかりは「他にやり方があっただろうに」という思いが強くファンを代表して、井上記者がバッサリと斬り捨てている。
 一方、そのカード発表会見で全日プロの諏訪魔が猪木を名指しで批判したのを受けて、鈴川真一が「猪木会長に失礼だ。プロレスラーならばリングで決着をつけてやる!」と、何と8・27に両国でピーター・アーツと対戦したあと、武道館に殴り込むような発言をしているという。
 いかにも猪木的というか、話題に事欠かないが、今週の『マット界舞台裏』では『ALL TOGETHER』の主催者であり、IGFの両国大会のことはあまり快く思っていない東京スポーツがスクープした(?)アントニオ猪木が8・27両国でワンマッチ限定復帰することについて、これまたぶった斬っている。
 だが、この8・27隅田川決戦の記事に挟まれるように掲載された、長州力の記事も注目だ。
 『週刊マット界舞台裏』の読者なら、8月11日号でもミルホンネット編集部が記事にしているためすでご存じだと思うが、『週刊文春』が
長州力(59) 12歳年下の夫人が明かす「DV地獄の10年」
 なるセンセーショナルな見出しをつけて報じた記事に関してだ。
11.08.15Choshu.jpg
 恐らくほかのプロレスマスコミは、この記事に関して黙殺するだろうが、井上記者はそうはいかない。
 そもそもプロレスファンが知りたいのは、本当に長州が英子夫人に暴力を振るっていたかどうかよりも、この記事が出たことによって長州にどれほどのダメージが与えられるのか? といったことではないだろうか。
 8月11日号でも書いたが、すでに長州夫妻がうまくいっておらず、長州が苦境に立たされていることは、これまで『マット界舞台裏』でも何度となく報じている。
 なぜにこのタイミングで『週刊文春』がこれほど大々的に今回の件を報じたのかは分からないが、レジェンド・オブ・プロレスを中心にいまだプロレス界でも現役生活を続け、最近では映画やテレビにも出演する機会が増えていた長州。
 井上記者は一般週刊誌の記者やプロレス記者から証言を取り、今回の記事が長州にどれほどのダメージを与えるのかを調査。
 アントニオ猪木を筆頭にスキャンダルをパワーに変えることが出来るのもプロレスだが、今回の長州はどうやらそうもいかないようだ・・・
週刊マット界舞台裏'11年8月18日号猪木復帰怪長州余震ThaiF徹底特集