ドン・キホーテCCO(法令順守)責任者&WVR前営業統括本部長の稲村角雄容疑者がついに逮捕

091126sg136.jpg 格闘技界凋落の決定的要因でもあった稲村角雄容疑者(50)がついに逮捕された。最初に格闘技界に紹介されたのは、2009年11月25日のDynamite!!記者会見のこと。戦極SRCとDREAMが合体ということで、同時に國保尊弘取締役の解任も発表されていた。この時点では、稲村角雄容疑者はドン・キホーテのCCO(法令順守)責任者兼務のWVR営業統括本部長だと紹介されていた。
 事件が発覚して人事が動いたのは2010年10月のこと。コンサルティング費用を発注したように装い、架空請求のほか遺族への見舞金名目にして、2007年7月から総額で約8000万円を横領、飲食やホテル代などに使っていたとみられている。11月7日、戦極の両国大会には稲村角雄容疑者の姿は消えていた。
 金額が膨れ上がったきっかけは2009年1月下旬から翌年5月上旬にかけて、ドン・キホーテのさいたま市内の店舗で2004年に相次いだ放火事件の遺族対応をめぐり、都内の会社にコンサル費を発注したようにみせかけことから。
 発覚が遅れたのは1回ごとの支出額を責任者の権限で決済できる300万円以内に抑えていたことだそうだ。株価への悪影響を極端に恐れたドン・キホーテは、株式市場が正月休みに入ったあとの2010年12月30日、まさに『戦極~Soul of Fight~』の大会当日に事件を公表している。この間の事情は週刊マット界舞台裏’11年2月17日号 SRC中止問題に詳細されている。ぜひ、お買い求め下さい。