東北地方太平洋沖地震の発生により、日本中は大変な状況にある。
震災に遭われた方には心からお悔やみを申し上げますし、震災の影響が比較的少なく、いまこのサイトを見ている方だって、これだけショッキングな出来事が起こると、なかなか日常生活が普通に送れないだろう。
だが、被害が少ない人々が少しでも早く日常生活に戻ることで、日本はようやく復興に向かって動き出すことが出来るのだ。
だからこそいくつかのプロレスや格闘技団体は「いまそんなことをしている場合なのか?」という批判の声があるのは重々承知の上で、ファンや見てくれる人たちに少しでも勇気や元気を与えるために興行を開催している。
プロレスラーでも格闘家でも、戦う姿を見せてることが仕事であり、役割だ。
そして選手がリングに上がる以上、その舞台裏を追い、皆さんにお届けするのが我々の使命だ。
だが、これだけ交通網や物流網が寸断された状況では、なかなか物を作りだし、全国に行き届けるのは困難なことである。
正直、娯楽となるプロレス専門誌や格闘技雑誌を全国に行き渡らすよりも、被災地に救援物資を届けるほうが先決だろう。
とはいえ、日常を取り戻すためにもやはり多少の娯楽は必要だ。その点、電子書籍ならば膨大な電気を使って印刷機を稼働させることも、トラックで本を全国に運ぶ手間もかからない。24時間、自分の好きな時間にパソコンにダウンロードしてくれればいい。
なお、震災前に発売された今週号では“元祖・過激な仕掛人”新間寿氏の長女・千種さんがサプライズ誕生パーティーを“仕掛けた”本当の理由や、永田裕志がゼロワンや全日本プロレスの両国国技館大会に参戦したのは、団体交流が理由ではないという鋭い分析、さらに日本のプロレスファンには“英国紳士”というイメージがあるビル・ロビンソンは、実は問題児だったといった記事が掲載されています。
また、すべてを予知していたことになる戦極SRCの他媒体では拾うことの出来ない情報が掲載されているのみならず、こちらはアチコチですでに大きく取り上げられていることだが、橋本大地のデビュー戦となったゼロワン10周年記念大会もフォローしてある。
UFC(ズッファ社)がストライクフォースを買収という衝撃ニュースを聞いて、一瞬地震のことを忘れるほどビックリしたファンもいるだろう。
ネットには出てない独自の取材の成果がぎっしり詰まった『マット界舞台裏』を読んでいただくことで、「えっ、こんなことがあったの!?」と一瞬でも辛い現実を忘れることが出来れば幸いである。