祭典『レッスルマニア』に向けて盛りあがるWWE。それに向けてのストーリーに大きく関係するPPV『WWE Elimination Chamber』が開催された。
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ドス・カラスJr.仮面下はやはりハンサム~アルベルト・デル・リオがWM27に向けてプッシュ!
今回もサプライズが続出。まずは、エッジが世界ヘビー級王座タイトルを賭けたエリミネーション・チェンバーを制して王座防衛を果たした直後、『レッスルマニア27』で挑戦が決定しているアルベルト・デル・リオが襲い掛かる。そこでエッジを助けに来たのが、長期欠場中のクリスチャンだった。
エッジとクリスチャンは、ずっとタッグパートナーとして活躍、現在はそれぞれシングル・プレイヤーになっているが、シングルでトップに立っている2人が再び手を組むのか? 注目だ。
そして、ブッカーTがタフ・イナフの教官を発表。なんと、あの3年連続(’01-’03)「ベイブ・オブ・ザ・イヤー」に輝くトリッシュ・ストラタスだった! DIVAの頂点トリッシュが電撃的にWWEに復帰する事になったのだ。その後、トリッシュは、レイクール相手にストラタスファクションも見せて、健在ぶりをアピールした。
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メインのWWE王座挑戦者決定権がかかった#1コンテンダーズ・エリミネーション・チェンバーでは、ジョン・シナが優勝。最後はCMパンクを持ち上げ、パンクが抵抗してロープを掴んでアティテュード・アジャストメントを阻止しようとすると、逆にリング下へ叩きつける!そのままフォールして、見事に勝利。これで、今大会で、ずるくローラーを退けたザ・ミズへの挑戦が決定。レッスルマニアの主役は俺だと躍り出たのだった。
翌日の『WWE RAW』も衝撃的な展開に。噂されていたアンダーテイカーの復帰は予定通りだが、そのテイカーに続いて、あのトリプルHが電撃復帰。謎のGMの正体に抜擢される話もあったトリプルHだが、親友のショーン・マイケルズを引退に追い込んだ、テイカーに挑戦状を叩きつける事になった。
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しかし、マイクアピールが重要なWWEにおいて、テイカーとトリプルHの2人は、まったく会話せず、仕草と表情だけで、祭典での一騎討ちが実現する事を観客、そしてTVを見ている視聴者にアピールしたのは流石だ。まさに千両役者という貫録に会場は空前の盛り上がりをみせた。
また、今年の殿堂入りとして、ショーン・マイケルズに続き、ロイヤルランブル最初の優勝者である”角材をもった愛国者”ハクソー・ジム・ドゥガンが発表された。
【Elimination Chamber2011】日本放送は3月3日から。 放送情報はこちらから
■『WWE Elimination Chamber』
日時:2011年2月20日(現地時間)
場所:アメリカ カリフォルニア州オークランド
<#1コンテンダーズ・エリミネーション・チェンバーマッチ>
○ジョン・シナ
(33分12秒 勝ち残り)
●ランディ・オートン、CMパンク、シェーマス、ジョン・モリソンvs.Rトゥルース
<WWE王座タイトルマッチ>
○ザ・ミズ(王者)
(12分09秒 ピンフォール)
●ジェリー・ローラー(挑戦者)
<タッグ王座タイトルマッチ>
○ヒース・スレーター、ジャスティン・ガブリエル(挑戦者)
(5分05秒 ピンフォール)
●サンティノ・マレラ、ウラジミール・コズロフ(王者)
<世界ヘビー級王座タイトル エリミネーション・チェンバーマッチ>
○エッジ(王者)
(31分30秒 勝ち残り)
●レイ・ミステリオ、ウェイド・バレット、ケイン、ドリュー・マッキンタイア
<シングルマッチ>
○アルベルト・デル・リオ
(10分28秒 アーム・バー)
●コフィ・キングストン
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