今週の「マット界舞台裏」は、自分の団体をないがしろにする藤波に呆れるドラゴンファンに迫る!

11.01.20BUTAIURA.jpg 昨年末、胆石が再発して緊急入院したため、1・10レジェンド・ザ・プロレスリング旗揚げ戦への出場が危ぶまれた藤波辰爾。
 だが、藤波は退院して早々、営業活動にホン走。その甲斐あって1・10の後楽園ホールは徹夜組が出るほどの盛況ぶりで、超満員札止めの観客が詰めかけた。
 メーンでは約13年半ぶりに復活した長州力との名勝負数え唄が行われた。藤波はベストコンディションとまではいかなかったが、長州の直進的な攻撃を何とか丸め込んで勝利。やや呆気ない結末ではあったが、多くの観客は藤波と長州がリング上で対峙しただけでも満足だっただろう。
 この盛況に気を良くしたレジェンド実行委員会は、地方都市でのビッグマッチも計画しているという。しかも現在唯一のプロレス週刊誌である『週刊プロレス』を発行しているベースボール・マガジン社が、レジェンド・ザ・プロレスリングの地方巡業を全面バックアップするという情報も・・・
 昨年は師匠・アントニオ猪木がプロレスデビュー50周年を迎えて大活躍だったが、今年は藤波がデビュー40周年を迎える。レジェンド・ザ・プロレスリングでも記念マッチが組まれると思われるが、まず記念マッチの第1弾として、IGFの2・5福岡大会でミル・マスカラスとの初の一騎打ちが決定!
 いまさら藤波のドラゴン殺法とマスカラスの華麗な空中殺法のぶつかり合いが見られるとは思えないが、オールドファンにとってはやはりこのレジェンド2人が、リング上で相対する姿を見られるだけでも感涙ものだろう。
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 そういう意味で藤波のデビュー40周年記念マッチに相応しいマッチメークだが、これはIGFの潤沢な資金があってこそ組めるカード。それは十分わかるのだが、やはり普通に考えれば藤波のデビュー40周年記念マッチの第1弾は、自身が主宰する団体ドラディションで行うべきではないのか?
 なぜなら藤波をこれまで応援してきたファンは、当然ドラディションを応援してきたからだ。そこで今週の『マット界舞台裏』の巻頭記事では、ドラディションを支援してきた藤波ファンの話を掲載!
 そこでは耳を疑いなくなるような話も飛び出している。「藤波さんらしいと言えばそれまでですが」と半ば諦め口調で語る藤波ファンには、思わず同情してしまう・・・
 そして1月16日現在、ドラディションのオフィシャルサイト(http://www.dradition.jp/)はまったくアクセス出来ない状況が続いている。もはやドラディションは活動休止も同然なのか?
週刊マット界舞台裏'11年1月20日号 昭和プロレス特集
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