今週の「マット界舞台裏」は、新日プロ人気回復の要因となった“結末が分かりにくいマッチメーク”が出来るようになった理由に迫る!

10.09.23BUTAIURA.jpg 今週の『マット界舞台裏』では先週号で大きな反響を呼んだ小川直也のIGF出場辞退騒動の続編をお伝えしている。
 先週号が発売された後も、ミルホンネットでは小川と親交のある高尾淳氏が、小川に直撃インタビューした模様をお伝えしており、この件に関しては他のマスコミを圧倒しているのはご存じの通り。
 そこで今週の『マット界舞台裏』では、この小川騒動に対するマット界の反応について、井上譲二氏が取材を行っている。
 何と小川の行動を擁護する者がいる一方、当然の如く暴走王の我がままに痛烈批判した関係者もいる。さらに小川の師匠・猪木は? そして小川から名指しで批判されたゼロワン勢は?
 この小川騒動に関しては、ミルホン編集部担当ページに高尾氏の緊急寄稿「小川直也チキン説正面反論」「石井・澤田~小川家騒動の行方」が掲載されているので、合わせてご覧頂きたい。
 そんな小川騒動を抑えて今週号の巻頭を飾ったのが、「いま、メジャー3団体の中で1番面白い!」とファンの間で言われている新日本プロレスについてだ。
 観客動員、会場での反応、インターネット上での評判などを見ても、そこに反論するプロレスファンはいないだろう。
 ユークス体制になってからの新日プロは、煽りVTRの内容やYouTubeやツイッターを利用したメディア戦略、他業種とのコラボレーションなどがファンの間でも高く評価されているのは分かる。
 いくら周りの環境を充実させても、リング上が充実してなければ意味がないのだが、とにかく近年の新日プロはちゃんとリング上も充実しているのが素晴らしい!
 長年、新日プロを取材してきた井上記者の分析では、興行全体にノアや全日本プロレスにはないメジャー感がある上、戦力も最も整っているため評価が高まるのは当然だが、ファンはそれ以上に“結末”が分かりにくいマッチメークに魅力を感じているようだ。
10.09.20SHINNICHIPRO.jpg
 ファンから見れば結末が分かりにくいマッチメークなんて、さほど難しいことではない作業だと思うかもしれないが、新日プロのような個性派集団をまとめるのは簡単なことではない。
 そこで近年の新日プロがなぜファンに結末が分かりにくいマッチメークが出来ているのか、その要因に迫っている!
週刊マット界舞台裏'10年09月23日号