9・8リアルジャパン カード発表!折原昌夫がリアルダーク王座戦に意欲十分!タイガー・シャークを挑発して一触即発に

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 8月18日(水)、リアルジャパンプロレスが興義館で記者会見を実施。9月8日(水)に後楽園ホールで行われる、『STRONG PROOF~強さの証明~』の追加対戦カードを発表した。第1試合には、もはやリアルジャパン恒例となった間下隼人と斎藤彰文のシングルマッチ。そしてタイガー・シャークと佐藤光留によるシングルマッチ、さらにブラック・シャドーと折原昌夫ら、リアルダーク軍とウルティモ・ドラゴン、石川雄規組のタッグマッチが決定。この対戦カードが決定したことにより、既報対戦カードの鈴木みのる&スーパー・タイガー組vsスーパー・ライダー&石川雄規戦は、スーパー・ライダーのパートナーをザ・グレート・サスケに変更されることとなった。
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会見の席で、初代タイガーマスクは順に試合へ向けての期待を語った。まずは、第1試合の間下、斎藤両選手に対して「一番大切とも言える、第1試合。自分も若手の頃は、その重責を担って、第1試合が大会全体を決めるんだという意識でやってきたつもり。リアルジャパンのファンの皆さんが一番期待しているところでもある」と、自らの経験も交えてコメント。これに対し、間下が「前回、顔面蹴りをくらって失神して、気付いたら第3試合だった。今回はやり返したい」とリベンジを宣言すると、斎藤は「恨みとかはない。練習してきた結果を出せればいい」と、前回勝利している余裕を垣間見せた。今大会でも、若虎同士の戦いによって大会を訪れたリアルジャパンファンを熱く煽り、燃え立たせることとなるだろう。
続いて、口を開いたのは、佐藤光留と激突するタイガー・シャーク。パンクラスに所属している佐藤との一戦に向け、「自分の根底の部分が出てくる戦いになるんじゃないかと思う」とし、大会前に参戦する8・25天龍プロジェクトにおいて、HIROKIとのインターナショナル・ジュニア選手権が決定していることに触れ「ベルトを必ず持って帰って、この試合を防衛戦にしたい」と意気込んだ。気合い十分のシャークに、初代タイガーも「第2試合には、もったいないカード。メインにしてもおかしくない。そのためにも、まずは8・25で素晴らしい試合をして、調整してもらいたい」と万全のコンディションを促した。
続いて、リアルダークの2人が『R・D・W・C』(リアル・ダーク・レスリング・チャンピオンシップ)の、黒いベルトを携えて会見に出席。決定したカードを前に「いつも通りに激しい試合を見せる」と語った折原だったが、続いて「そろそろ、リアルダークの黒いベルトの、初代チャンピオンを決定する戦いをしていってもおかしくない。このカードを初代王者を決めるタイトルマッチにしてもいいんじゃないのか」と、対戦カードを選手権試合として行うよう、要求した。
もともと『R・D・W・C』のベルトは、リアルダーク軍がリアルジャパンに許可を得ることなく、勝手に作って持ち込んだタッグ王座。しかし、リアルダーク軍はリアルジャパン内において、激しい戦いを見せ、結果を出すことで初代タイガーマスクに認めさせる、あと一歩のところまで迫ってきた。折しも対戦相手がウルティモ&石川という、リアルジャパンでも活躍する名選手タッグということで、カードにも不足なしと見た折原が、選手権試合へ持ち込むチャンスと見たか、会見の場を借りてアピールを行ったのだ。
これに対し、初代タイガーマスクは「異色な戦いになりますけど、リアルダークの2人は、プロレスのプロとして、プロとは何かが全て分かっている2人。相手はウルティモ選手に、石川君。ベルトを賭けてやってもらいたい気持ちもある。タイトルマッチにしてもらいたいくらいの内容。ただの選手にしておくには、もったいなさ過ぎる」と、リアルダークの考えに理解を示した。
しかし、あまりに唐突な提案なだけに、その場で選手権認可とは明言できないと、リアルジャパン側も答えを保留。折原は「あとは会社次第。俺ら2人は、いつでもいい」と語り、シャドーも「タイトルがかかっていなくとも、いつでも心構えは防衛戦のつもりでやっている」と、選手権試合実現の有無にかかわらず、いつも通りの熱戦を約束した。
さらに、折原は「早く初代チャンピオンを決めてもらいたい。あと、タイガー・シャークが今、シングルのベルトを巻いて有頂天になってますから、僕らはタッグのベルトを巻いた後、そこにも顔を出していきたい」と、リアルダークを離脱したシャークの名前を出して挑発。会見場に一瞬緊張が走ったが、シャークは心乱すことなく「まぁ、好き勝手言ってるみたいだけど。この間、リアルジャパンでHIROKI選手と戦って、彼の持っているものはあれが全てだと感じた。(今度の8・29天龍プロジェクトで再戦しても)自分の負ける様子は浮かばない。これは自惚れじゃなくて、自信です」と堂々と勝利宣言。挑発を、柳に風と受け流した。
初代タイガーマスクは「新しい世代がどんどん育ってきている。上がってくるということは、責任も同時に生じるということ。それが果たせるということを見せて欲しい」と、面白い試合を求める観客の期待と、リアルジャパンの提唱するストロングスタイルを実現する責任、ふたつを背負って戦うだけの気概を、会見に出席した選手に求めていた。
写真撮影の後、囲み取材に応じたリアル・ダークの2人。折原は「やっと会社が動き出した。今日は少しだけ満足した気持ちになった。また、頑張れそうです」と表情が和らぐ。かつての仲間であるシャークの存在について、報道陣から質問が飛ぶと、折原は「帰ってくるなら、迎え入れる」としたが、シャドーは「俺は興味はない。信用していないんで」と言い放ち、かつての裏切りを許していない様子をみせた。
もちろん、折原とて簡単に許す心積もりはない。「僕は迎え入れますよ。シャドーの言い分も分かるけれど、そこはうまくまとめます。ただ、ベルトを落とした状態で戻ってくるなら、ふざけるなと言いたいですね」と、IJ王者という条件つきで、シャークの帰還を認めると語った。『R・D・W・C』のベルトが認定されて、リアルダークの2人が王者となった上、IJ王者のベルトを保持するシャークが再び合流すれば、リアルジャパンマットにおけるリアルダーク軍の勢力は一気に拡大する。もちろん、そのためには9・8後楽園でウルティモ・石川組を倒すことが絶対条件となる上、シャークがベルトを防衛し続けているという条件も加わってくる。それでも、野望を抱きリアルジャパンで戦う折原にとって、一気に情勢を変えるチャンスが、ここに来てやってきたのだ。風雲急を告げるリアルダーク軍。折原、シャドー、そしてシャークの動向から目が離せない。
また、初代タイガーマスクの口から、“平井盛”について「男盛は白ですが、平井盛は“赤”です」と、コスチュームについて言及。上半身はブラックスーツ、下は男盛さながらのふんどしスタイルという前回会見の発表に続き、ふんどしの色が正式発表された。「これを発表できただけでも、この会見を開いた意味があります」と、大真面目な初代タイガー。見所十分の9・8後楽園大会カード発表に加え、徐々に平井盛の全貌も明かされるなど、内容盛りだくさんな記者会見となった。
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■リアルジャパンプロレス『STORNG PROOF?強さの証明?』
日時:9月8日(水)開場17:30開始18:30
会場:後楽園ホール決定対戦カード
8月18日追加対戦カード
<タッグマッチ30分1本勝負>
鈴木みのる&スーパー・タイガー
vs.
スーパー・ライダー&ザ・グレート・サスケ
<タッグマッチ30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン&石川雄規
vs.
折原昌夫&ブラック・シャドー
<シングルマッチ30分1本勝負>
タイガー・シャーク
vs.
佐藤光留
<シングルマッチ30分1本勝負>
間下隼人
vs.
斎藤彰文
既発表済の対戦カード
<初代タイガーマスク30周年記念試合6人タッグマッチ>
初代タイガーマスク、藤波辰爾、グラン浜田
vs.
藤原喜明、長州力、天龍源一郎
<レジェンド選手権 60分1本勝負>
アレクサンダー大塚(第3代レジェンド王者)vs.長井満也(挑戦者)
※ 王者5度目の防衛戦
※出場する選手はケガなどの理由により変更となる場合があります
チケット VIP席12,000円、RS席8000円、A席6000円、B席5000円
チケット発売所 e+(イープラス)(パソコン&携帯)、ファミリーマート、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、後楽園ホールほか。
■問 KIAI PROJECT リアルジャパン事務局 03-3833-3662