今週の「マット界舞台裏」は、記者と団体のゆちゃくや、レスラーの賭けごと事情に迫る問題作!

10.07.01BUTAIURA.jpg 週刊プロレス元編集長・ターザン山本氏が自らの秘密を告白した『「金権編集長」ザンゲ録』が発売と同時にバカ売れしているという。
 プロレス本が全体的に売れなくなっている中、一人勝ち状態の山本氏はさぞやご機嫌だろうと思いきや、目先の引っ越し代欲しさにジャイアント馬場夫人の元子さんや、元SWS社長の田中八郎氏が知ったら激怒しそうなことを本に載せてしまったことを少々後悔しているらしい。
 さらに同書の影響で、当時の他誌の編集長や担当記者にも「あの人たちもカネをもらっていたんだろう」と疑惑の目が向けられることに。
 そこで山本氏にこの本を出すことを薦めた山本氏の友人にして、元『週刊ファイト』編集長である井上譲二記者自らその疑惑について答えよう!
 井上記者も山本氏と同じような専門誌の編集長を務めていただけに、団体側とのゆちゃくがあれば「私は知らない」というはずはない。井上記者の“告白”は、ぜひ本誌を読んでいただきたい。
 さらに今週はいま世間を騒がせている大相撲の野球賭博および、反社会勢力とのつながりに関する記事も掲載!
 それというのも、プロレス界には大相撲出身者が多いからだ。
 巡業先でパチンコに興じたり、麻雀を打つレスラーが多いのは有名な話。
 中でも“借金王”安田忠夫がギャンブルにのめり込むあまり、借金、離婚、自殺未遂といった波瀾万丈の人生を送るハメになったのは皆さんもご存じだろう。
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 問題は法律で認められていないバクチに、手を出しているレスラーはいるのかいないのかという点だ。
 公益法人であり国技の相撲と、興行でありエンターテインメントのプロレスでは、ことの重大さが違うかもしれないが、もしそういうレスラーがいるとしたら、やはり問題だ。
 そこで、かつては「地獄耳を持つ記者」と言われた井上記者が、その実態を明かすことにした!
週刊マット界舞台裏'10年7月01日号