UFC「アンクル・トム」発言徹底検証、T-1フタミ塾潜入ルポ、エビスコ酒場紹介~『マット界舞台裏6月10日号』発売

遂に決着した、『UFC』屈指の因縁カード、クイントン・”ランペイジ”・ジャクソンvs.ラシャド・エヴァンス。
大会前の事件や数字記録もたっぷり詳細され、リアルタイムの速報ブログだけでない電子書籍ならではの分析が補完されている今号の週刊マット界舞台裏’10年6月10日号は、試合内容、結果とは別角度からの考察も徹底検証されている。総合格闘技ファンなら必携の一冊と言えるだろう。
まずは、会場での声援だ。ジャクソンには大きな声援が集まり、エヴァンスには激しいブーイングが浴びせられていた。
近年は『WWE』でも、品行方正なスーパースターより、ストーン・コールドやハート・ブレイク・キッドといった荒くれ者や悪ガキがファンの支持を集め、ベビー・フェイスとして活躍しているので、ジャクソンの様な破天荒なキャラの方が、真面目なエヴァンスより人気があるのは、当然だろう。
しかし、今回はエヴァンスに対して、いつも以上のブーイングが浴びせられていた。
これは、試合の直前にエヴァンスの発言が問題視されていると言われている。
「奴(クイントン・ジャクソン)はアンクル・トムにしか見えない」
こう失言してしまったラシャド・エヴァンス。
この発言が大きな問題になっているのだ。日本人からすれば、何の事やらさっぱりわからない比喩だが、この“アンクル・トム”というのは、主に黒人の間では蔑称で通っている。
勿論、この語源は南北戦争のきっかけになったとも言われる有名な小説『アンクル・トムの小屋』に由来する。古典名作である小説の主人公・黒人奴隷アンクル・トムが大人しく従順な性格であった事から、公民権運動以後、黒人の間では、“アンクル・トム”は「白人に媚を売る黒人」、「卑屈で白人に従順な黒人」という蔑称になっているのだ。
なぜにこの発言が現地では大きな話題というか、論争をも呼び起こしたのか、その背景に迫る今号の<海外情報局>は、電子書籍ならではのタイムリーな企画なのだ。
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また今号でレポートしているプロレス団体DDT直営のエビスコ酒場も必見。
ただのグルメレポートではなく、見た読者にお得な情報も掲載している。
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エビスコ酒場に行くと看板に「焼酎無料」と書いてある。
これはどういう事なのか?
さっそく店内に入ってみて、この看板の意味を確認すると・・・
続きは本紙で是非、読んでください。
週刊マット界舞台裏’10年6月10日号
週刊マット界舞台裏’09年6月11日号<アーカイブス2009>