メインイベント シングルマッチ60分1本勝負
○GENTARO(20分04秒 エビ固め)●清水基嗣
試合後のGENTAROのマイク。
「清水よぉ・・・今回のSECRET BACEよぉ、
告知は遅いわ、カードは直前にならなきゃわかんねーわ・・・
本当の意味での『SECRET』でもあったのかも知れねぇけどよ。
なあ清水、初めてお前の『本気』見た。
初めてお前を『プロレスラー』として見る事が出来たよ。
カッコつけなかったよな。
勝とうと思って必死だったよな。
俺はそんな清水を見たかったよ、ずっと。
初めてそんな本気の清水を見せてくれたのがこのGENTAROで、俺は本当嬉しい。」
清水は勝ちたかった。
SECRET BASEに参戦した他のレスラーの為にも。
来てくれた観客の為にも。
そしてGENTAROや宮本裕向のように、インディからトップレスラーに駆け上がった選手の為にも。
「激闘」。
清水は派手な大技を封印し、GENTAROに挑んだ。
闘龍門で培ったジャベを中心にし、足を中心に攻撃を続けた。
GENTAROもそんな清水の気持ちを知ってか、敢えて厳しい攻撃を仕掛ける。
コーナーやロープに追い込んで放つ肘打ち、首四の字の体勢で額をマットに叩きつける。
それでも清水は諦めなかった。
STFやスタンディングでの膝固め、雪崩式ドラゴンスクリューと繋いでいく。
勝負所で放ったケミカルクラッチ、スパインバスターの連発。
GENTAROをあと一歩の所まで追い込んだ清水、だが懐の深さの差に勝敗が現れた。
三発目のスパインバスターを切り返したGENTAROはそのまま清水の両肩をマットに押さえつける。
カウント3が入り雌雄が決した直後、両者はマットにぶっ倒れていた・・・
デスマッチ王者宮本裕向に挑んだ小川内潤。
「西調布MINORU組合」として大柳錦也&田村和宏と対戦したCHAN・MINORUとアミーゴMINORU。
クオリティは決して悪くなく、観客も満足していたこの日の大会。
だが、あと一つが足りなく思ったのは私だけだったのだろうか?
皆さんにも知って貰いたい、SECRET BASEという「イベント」の模様は4月30日発売の週刊マット界舞台裏5月7日号に掲載されます。
他団体では見られない清水基嗣の「本気」を見たいのなら、この試合を見て欲しい!!
文章及び写真:フリーライター征木大智
週刊マット界舞台裏’10年4月01日号▼Ire animadamente!!(陽気に行こうぜ!!)3・22「プロレス秘密基地」シークレットベース横浜赤レンガ大会誌上レポート①
週刊マット界舞台裏’10年4月08日号▼3・22プロレス秘密基地シークレットベース横浜赤レンガ大会誌上レポート②ウルティモ清水師弟対決&▼C@GIRLS事務局プレゼンツ3・28シークレットベース・プラス西調布格闘技アリーナ大会完全ドキュメント
清水基嗣の「勝ちたい気持ち」4月25日SECRET BACE vol.11イサミレッスルアリーナ大会に秘められた思いがそこにあった。
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