2・14“血のバレンタイン”…ジャガー・ロゴフスキーの狂拳に紅闘志也、墜つ! 地下プロレス『EXIT-30 CORE:J』

 2月14日、聖バレンタインデー。“特別な一夜”の情事を愉しむカップルで溢れかえる“愛欲の街”・新宿歌舞伎町二丁目はCORE STADIUMにて、地下プロレス『EXIT-30 CORE:J』が行われた。
 このバレンタイン血戦の最大の目玉は、CORE STADIUMに初降臨する地下世界絶対王者ジャガー・ロゴフスキー。注目のチャンプ登場はメインのタッグ戦だった。しかもそのカードが、先の1・11『EXIT-28 CORE:I』にて、「初代日本阿吽王者」に輝いたナイトキング・ジュリーとマッド光一が敵に分かれて対決する「日本阿吽選手権試合」(※「吽」の帯を保持するジュリーが「阿」の帯を保持するマッドに直接勝利した場合のみ、阿と吽の帯の保有権が入れ替わる)。“地下版チャンピオン・カーニバル”というべき布陣の揃った一日にふさわしい、濃密なメインイベントとなった。
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 ジャガーvs.紅、ジュリーvs.マッド…、どの組み合わせも刺激的なタッグ戦だったが、結末はあまりに衝撃的だった。目にも止まらぬ打撃戦で観客を感嘆させたジャガーと紅の攻防だったが、10分過ぎにジャガーの鋭角な右フックが紅の顎にクリーンヒットし、紅はまっすぐにダウン! 黒いマットに這いつくばったままピクリとも動けない紅。ジャガーが衝撃の失神KOを飾った! 紅まさかの完全KOに観客は言葉を失い、CORE STADIUM場内はバレンタインデーの喧噪とは真逆の静寂に包まれた…
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“地下版チャンピオン・カーニバル”のセミファイナルに、小笠原先生出陣! 自身の保持するキャプチャーインターナショナル王座を懸け、ジョータの挑戦を迎え撃ったが、小笠原はジョータを正拳と蹴りで圧倒し凄絶なKO勝利。CORE STADIUMに駆けつけ、熱烈な声援を送り続けたジョータの家族を号泣させてしまうほど、この日の“センセイ・オガサワラ”は烈しく、そして怖かった……!!
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 昨秋より“地下の顔”となった“超竜”高岩竜一に、驚愕の3連戦が敢行される! 入道、日龍、矢野啓太の挑戦を貫禄で退けたが、連戦を終えた高岩は完全に青息吐息。地上の世界で数々の栄冠に輝いた超竜ですら、時には無慈悲な酷使を受けるのが地下世界なのか……。
 完全詳報は2月下旬の別冊ミルホンネット『地下プロレス大全 誰か教えてくれよ2010 第二巻』にて。こうご期待!
■地下プロレス『EXIT-30 CORE:J』
2010年2月14日(日)18:00~
<第1試合>
○高岩竜一(4分16秒 逆エビ固め)●入道
<第2試合>
○高岩竜一(7分19秒 サソリ固め)●日龍
<第3試合>
○高岩竜一(3分15秒 腕固め)●矢野啓太
<第4試合 キャプチャーインターナショナル選手権>
○[王者]小笠原和彦(10分32秒 KO)●ジョータ
※第7代王者・小笠原が防衛に成功。
<第5試合 日本阿吽選手権>
○ジャガー・ロゴフスキー、ナイトキング・ジュリー(12分25秒 TKO)●紅闘志也、マッド光一
※「吽」の帯を保持するジュリーが「阿」の帯を保持するマッドに直接勝利した場合のみ、阿と吽の帯の保有権が入れ替わる。
※ジュリーとマッドの間での決着が成されなかったため、帯の移動はなし。
★併せて読めばもっと楽しめる!
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全 過虐帝国2009 第一巻 異酷』
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全 過虐帝国2009 第二巻 呪縛』
別冊ミルホンネット『地下プロレス大全 誰か教えてくれよ2010 第一巻 密白』
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