1・24NJKF女子フェザー級初代王座決定戦はAZUMIvs.J-Girlsの成沢紀予戦に

 2010年1月24日(日)、後楽園ホールにて開催されるNJKF『熱風 零壱』大会の女子フェザー級初代王座決定戦は、y-park所属のAZUMI対、J-GIRLSフェザー級2位フォルティス渋谷所属の長身ファイター成沢紀予だと発表された。
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2007年9月9日、正木純子の後頭部にヒジまで喰らわすキヨタソこと格闘の馬☆成沢紀予(右)
J-Girls女子キック「十六夜祭り」は札止め超満員の盛況
 以下、NJKF連盟女子統括部長・山崎将による、女子王座制定とカード決定の経緯、今後の展望のリリースを掲載する。
【タイトル制定とフェザー級王座決定戦カード決定の経緯】
 これまで当連盟では女子選手の試合を多く組んできたとは言えませんが、このタイトル制定は決して唐突なものとは思っておりません。女子といえども世界のトップ、特にヨーロッパの強豪選手たちとの闘いを見据えた場合、むしろ遅いぐらいだったかと思っております。
 今回、改めて当連盟の女子ルールを整備しましたが(概要は後記)、特に大きな要素として、ヒザ蹴りの解禁があります。これも世界との闘いを想定した結果です。ただし、女子選手のフィジカル面などを鑑み、組んでのヒザは1発までとしました。
「NJKF女子王座」という名称の通り、NJKFの所属選手内で王座を決定するのが理想ではありましたが、女子、特にフェザー級は選手層が薄いため、海外、他団体も含め広く参加を呼びかけた結果、J-NETWORKの成沢紀予選手が名乗りを上げてくださいました。成沢選手はJ-GIRLSフェザー級2位でもあり、実績も申し分ないことから、初代王座決定戦に出場していただく運びとなった次第です。
【今後の展望】
 今後、当連盟の興行内で実施される女子の試合は、選手のキャリア等によりAマッチ、Bマッチ(仮称)に分けて行います。
 十分にキャリアを積んでいると判断した選手の試合は両選手合意のもとでAマッチとして、3分3R(延長なし)で行います。キャリアの少ない選手の試合はBマッチとして、2分3R、顔面へのヒザ蹴りなしというルールで行います。
 今回のフェザー級以外の王座も順次決定していきますが、基本的には当連盟内の女子選手の、他団体参戦時を含むキャリア・勝ち星を最優先として判断し、タイトルマッチを行っていきたいと考えています。
【NJKF女子ルール要旨】
 ヒジ打ちなし・3分3R(今回は王座決定戦のため、本戦判定が引き分けの場合、2分1R・マストシステムの延長戦を行う)。
 首相撲あり、両選手が合意した場合は顔面へのヒザ蹴りあり(首相撲からのヒザ・足での攻撃は1回のみとする)。
 腰に手を回すいわゆる「胴相撲」の状態でも、積極的な攻撃を伴っていれば注意・減点の対象とはならない。
 攻撃を伴わないホールディングやクリンチに対しては注意→イエローカード→レッドカードを与える。
 特にバッティングや、バッティングを誘発する頭から(相手を見ずに)突っ込む行為には厳しく注意する。
 スタンディングダウンも含め、1Rに2度ダウンをするとTKO負けとなる。
 その他はNJKF男子ルールと同じとする。
※胴相撲は女子の場合、身長・体格差のある試合がどうしても存在し、これを禁止することは逆に競技性を失うものと判断しました。
 バッティングに関しても同様で、女子の試合では数多く見受けられるため、これを積極的に注意・減点することにより選手のレベルアップ(ショートパンチの攻防)を図っていきたいと考えています。
NJKF女子部統括部長
山崎 将