あぁ、やっぱり…内外タイムス(リアルスポーツ)が11月30日付で休刊決定!

 当ミルホンネットでも何度か存続の危機にあるとお伝えしてきた、首都圏の夕刊紙「内外タイムス(現リアルスポーツ)」がついに休刊することになった。
 本日11月30日付けのリアルスポーツ紙は発売されているし、ほとんどの記事が無料で読めてしまうホームページもきちんと更新されているが、そこに「この号をもって本紙は休刊します」という案内はない。
 それだけに、にわかに信じられない話だが、ミルホンネットが入手した情報では休刊は決定事項。明日のキヨスクやコンビニの新聞コーナーに、リアルスポーツが並ぶことはもうない。
 リアルスポーツを発行していた株式会社内外タイムス社の現在のオーナーである南原貴裕氏に、かなり問題があることは当ミルホンネット7月8日のお知らせブログでお伝えした。
 その後、南原氏が薬事法違反(医薬品無許可販売)容疑で逮捕されたことも、8月19日のお知らせブログでお伝えしている。
 この逮捕が苦しい経営状況ながら、なんとか延命処置を行ってきた株式会社内外タイムス社に事実上トドメを刺したのは間違いない。
 リアルスポーツには南原氏が経営する別会社が広告を出稿しており、その広告収入がリアルスポーツを発行するための運転資金になっていた。
 だが、南原氏は逮捕をキッカケにしていくつかの会社を整理。そのためリアルスポーツへの広告出稿もストップし、今月25日に社員への給与も支払われなかったという。
 株式会社内外タイムス社は南原氏に代わる新オーナーを捜しているという情報もあったが、支払いが滞っている印刷所は11月30日付けのリアルスポーツを持って印刷をストップすることを決定。この号が事実上の最終号となってしまった。
09.11.30REALSPORTS.jpg
 プロレスファンが気になるのは、”地獄のアングル”永島勝司氏や、今年入社したばかりという“元週刊ゴング編集長”の吉川義治氏の去就だが、ずいぶんと前から株式会社内外タイムス社の経営状況が危ないことは当然知っていたはず。きっと、なんらかの対処法は考えていただろう。
 永島氏はアントニオ猪木と再合体をしてド派手な「社葬祭」まで行ったが、年を跨ぐことなく力尽きしてしまったのは残念でならない。