Strikeforce リアルタイム速報

週刊マット界舞台裏’09年6月11日号 タブー続出新企画<ミルホン海外情報局vol.1>8・1アフリクション、6・6ストライクフォース解明
<182ポンド契約 5分3R>
○ジェイク・シールズ
(1R ギロチンチョーク)
●ロビー・ローラー
シーザー・グレイシー門下のシールズにミレティッチ門下のローラーと共に北米を代表する名門チームの代表として、面子のかかった大一番。メインに地味強と言える実力者同士の対決をもってきたのはUFC以外も競技として成り立っている北米シーンの今を象徴していると言えるだろう。しかし、この試合もあっけなかった。試合開始すぐにシールズがギロチン・チョーク、これが極まってシールズが圧勝した。メイン2試合が衝撃的な秒殺劇で大いに盛り上がった大会だった。
ヒョードル、ジョシュを呼んで、次回アフリクションの宣伝。
アフリクションとの強い協力体制が伺える。
<ヘビー級戦 5分3R>
○ブレッド・ロジャース
(1R KO)
●アンドレ・アルロフスキー
遂に未知の強豪ロジャースが、世界トップレベルの選手と戦う一戦。逆にヒョードルへのリベンジを狙うアルロフスキーにとってはここで勝利して次に繋げたい所。しかし試合は一瞬だった。試合開始直後、ラッシュを仕掛けるロジャースがアルロフスキーをケージに追い詰め左右のフックでアルロフスキーをKO。これで世界ヘビー級トップの一角、アルロフスキーに一方的に勝利したロジャースは一気にトップ戦線に躍り出た。次はアリスター・オーフレイムの持つ王者に挑戦だろう。
<179ポンド契約 5分3R>
○ニック・ディアス
(3R チョークスリーパー)
●スコット・スミス
五味を締め落とし、“レジェンド”フランク・シャムロックもTKOで葬った悪童ディアス。今回は通常では階級が上になるスミスを相手にどう戦うか注目のカードだ。両手を広げる独特の構えでパンチを打ち続けるディアス。リーチが長いのでこの変則的な打撃が面白い程、当たってスミスを追い詰めていく。試合序盤はスミスもローキックなどを駆使して互角の戦いをするが試合が進むにつれてディアスのペースになっていく。そして3R、疲れの見えたスミスともみ合って初めてグランドに移行するとすぐさま、バックをとってチョーク・スリーパーでディアスが一本勝ち。青木は階級上のマッハに勝てなかったが、ディアスは階級上のスミスを相手に快勝した。
<ウェルター級戦 5分3R>
○ジョー・リッグス
(判定)
●フィル・バローニ
かつてPRIDEで筋肉3兄弟として人気があったバローニに、UFC中堅からStrikeforceに転戦し活躍するリッグス。共に最近の戦績はぱっとしないので生き残りを賭けた戦いになった。最初にテイクダウンを奪ったのはリッグス。バックを制しチョーク狙い。何とか耐えたバローニもテイクダウンを奪い盛り返すものの、2Rにはリッグスが三角締め、スタンドでも膝蹴りなどで試合が進むにつれてリッグスがペースを掴み判定勝ち。
会場にはティム・シルビア、ジョシュ・バーネット、そしてエメリヤエンコ・ヒョードルの姿が。アフリクションとの協力体制が伺える。
<ライトヘビー級戦 5分3R>
○マイク・ホワイトヘッド
(判定)
●ケビン・ランデルマン
ランデルマン全米復帰戦。知名度のあるランデルマンだけにここは落とせないカード。試合はテイクダウン狙いのランデルマンだが、テイクダウンを奪いグランドで上になるのはホワイトヘッド。ケージに追い込み両足をもってのテイクダウンでホワイトヘッドがテイクダウンし、上から攻める。2Rにはサイドから腕を押し付けてのギロチン、そしてマウントポジションを奪うホワイトヘッドにランデルマンは防戦一方。3R、スタンド勝負に切り替えたランデルマンは左フックでダウンを奪い追い詰めたが冷静に試合を立て直してきたホワイトヘッドが再びテイクダウンからアームロック狙いでポイントを稼ぎ判定勝ち。ランデルマンの衰えと、あのランデルマンからテイクダウンを取れる北米シーンの成熟ぶりが目立った一戦だった。