「ちょっと一息ブレークタイム」昭和プロレス望郷の旅byプロレス美術館

今週より「ちょっと一息ブレークタイム」昭和プロレス望郷の旅byプロレス美術館を開幕させていただきます。
基本的に週1のペースで、当館に展示されております、選りすぐりの珍品・絶品をアップさせていただきます。
読書の間のコーヒータイムにちょっと覗いていただければ幸いです。
ということで、第一回は当館で来場者の多くが首をかしげる絶品「謎だらけの猪木対アリ戦、謎のサインは本物?」でスタート。
まずはサインの入ったポスターをご覧ください。
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アントニオ猪木対モハメド・アリのクローズドサーキットバージョン。開催はカリフォルニアのため、表記は「LIVE FROM TOKYO,JUNE 25 15ROUNDS,MEIN EVENT7:30p.m.となっており、日本時間より17時間繰り上がるため、1976年6月26日12時30分ではない。ご覧のように猪木のサインが中央にそしてアリのサインが左上にある。
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だが、どう考えても不自然である。アリのサインは直筆で筆跡も似ているが、決戦当時の日付(6−26−76)が入っていることから、決戦当日、東京で書いたサインとなる。当日、たまたま、このポスターを用いて、サイン会等のイベントが行われたのか、あるいは控え室で関係者が両者に依頼したかどちらかである。だが当日のイベント等は常識で考えられないし、可能性があるとしたら後者の控え室となる。
結局のところ真実は不明で、永遠の謎である。このミルホンネットでも驚くほど詳しく猪木対アリ戦の謎を解明している記事があるが、その著者であるタダシ☆タナカ氏もこのサインの謎にはギブアップかもしれない。
<プロレス美術館とは京都にある民家を改装し昭和プロレスを中心としたお宝を展示した私設ミニ博物館です。詳細はプロレス美術館のWEBサイト又は昨日発売(5月19日)の写真週刊誌FLASHをご覧ください。全国書店で立ち読み歓迎です。>