地下にインパクト満点の暗黒ルーキー誕生! その名も喧嘩屋“ジュリー”! 4・26地下プロレス『EXIT-12 JUNCTION』

 26日、世界屈指のゲイタウン・新宿二丁目『EXIT』において、禁断の地下プロレス日本上陸第12弾『EXIT-12 JUNCTION』が行われた。
『マット界舞台裏』4月9日号でも詳報した通り、地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)は、先月13~15日(現地時間)の3日間、豪州南端の都市・アデレードに、澤宗紀、富豪2夢路、“先生”こと小笠原和彦、ヌンチャクアーティスト・宏樹、国際総合空手道連盟水滸會・成田道場館長代行・上野滋也ら5人のサムライを送り込み、オージーっ子たちにインパクト抜群の“サムライ・アート”を見せつけたばかり。その勢いのまま新宿に再上陸したところ、過去最大の動員を記録した3・1『7-KABUKI』以上の観客が詰めかけ、またしてもチケットはソールドアウト。玄関口で泣く泣く引き返すファンの姿が今回も見られ、またもや動員記録を更新した。
 そんな超満員の観客の熱気で蒸せ返るような場内。ほぼ定刻に、『仁義なき戦い』の血生臭いメロディーが鳴り響き、一気に不穏な空気が立ちこめる。その中登場したのが、地下プロレス初参戦の暗黒ルーキー、ナイト・オブ・キング・ジュリー! 「ルールは喧嘩です!」の合言葉でお馴染み、アウトロー系格闘技興行『KRUNCH』で暴れ回る、生粋の喧嘩屋だ。先日の3・20大会でも、2 vs.2飛び入りマッチに勇躍登場し、抜き打ちの勝利をかっ攫っていったばかり。このKRUNCHモンスターを迎え撃つのが、なんと富豪2夢路。第1試合でいきなり実現の“渋谷の怪獣 vs.新宿の妖怪”の対決は、危険度MAXの骨軋む攻防となり、超満員の観客から絞り出される怒号が『BAR EXIT』の低い天井にこだました。
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 地下プロレス初見のビギナー客も、ベテラン常連客も、皆一様に凍りついたジュリーの形相! 誰が指示したわけでもないのに、ジュリーが通るところにはモーゼの十戒よろしく、ササーッと自然に道ができあがる。
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「ルールは喧嘩!」とばかりに、3分1R勝負のごとく、KRUNCHモード全開で開始早々フルスロットルで攻め立てるジュリー。夢路いきなりの大ピンチだ!
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 窮地に陥った夢路。それを脱却した切り札が……やはり頭突き! マウントポジションから轟音を轟かせて2発、3発とぶち込むと、ジュリーの右の額が……ご覧の通りのあり得ない形に!!
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 そしてフィニッシュは、なんとなんとコブラツイスト! 只のコブラツイストとは違う、地下の情念が籠もった夢路コブラに、「プロレスの本質の復興」への思いを見た!
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 歌舞伎町の不死鳥RIKIYA、ミャンマーラウェイを控えた人間狂気・紅闘志也、そして元地下王者ジャガー・ロゴフスキーの暗黒格闘トリオが引き起こした未曾有の大乱闘!
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 男・中野、昨年7月の日本初上陸戦以来の地下登場!
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 24代地下王者・澤宗紀の凱旋!
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 そしてそして、CHI-DU-RU嬢とIshtariaの競艶!
 謎が謎を呼び、さらなる混迷を深めた4・26地下プロレス『EXIT-12 JUNCTION』の全容を……5月1日発売の『マット界舞台裏』5月6日号で……誰か教えてくれよ!!
■『UNDERGROUND WRESTLING EXIT-12 JUNCTION』
2009年4月26日(日)開始:17:30
会場:東京・新宿二丁目「BAR EXIT」
<第1試合>
○富豪2夢路(7分32秒 コブラツイスト)●ナイト・オブ・キング・ジュリー
<第2試合>
○吉川祐太(5分35秒 飛びつき式腕十字固め)●ロス・フェイス
<第3試合>
○ジャガー・ロゴフスキー、紅闘志也、RIKIYA(13分1秒 スリーパーホールド)矢野啓太、AKIHIRO、●加藤まこと
<第4試合>
○中野巽耀、ジョータ(12分0秒 KO)梅沢菊次郎、●日龍 ※側頭部へのハイキック
<第5試合 WUW(World Underground Wrestling)選手権>
○[王者]澤宗紀(13分11秒 卍固め)●磯英弥
※試合はすべて時間無制限1本勝負、勝敗はKOかギブアップのみ。