西村修、大ッ嫌いな長州力とついに両国で対面! 続きはあるのか!?

 全日本プロレス2009年初の大勝負・14日の両国国技館大会は、3大タイトルマッチの熱戦で盛り上がったが、その中でも異彩を放っていたカードが前半戦メインのタッグマッチ。1日後楽園大会において、高岩が西村に「アナタが大嫌いだった人を連れてくる」と予告した通り、長州力が両国大会に登場し、西村とのタッグ対決が実現した。
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「あの顔、あの声、あの音楽(入場曲「パワーホール」のこと)。存在すべてを全否定したい」と語るほど長州を嫌悪する西村への当てつけのように、長州は開始早々征矢にリキラリアットを放つハイスパートぶりを見せる。すぐさま征矢が西村にタッチして実現した注目の対決は、エルボースマッシュに足4の字と、西村が無我ワールドに長州を無理やり引き込むような展開。というよりも、長州が西村にも歩み寄ったようにも見える(やはり長州は丸くなった、ということか…?)。
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 試合はリキラリアットで長州組が勝利したが、憤懣やる方ない西村は試合後長州に襲いかかり再度足4の字。そしてマイクを掴み、
「長州さんよ、テメエ、何十回でも何百回でもこの全日本のリングで勝負してやる!」
と、らしくもない荒々しいアピール(今度は、西村が長州的世界に歩み寄り?)。
「どうなることか」と周囲が心配(期待?)していた因縁の対決も、フタを開けてみればオーソドックスなレスリングでじっくり魅せる好勝負。こうなるとシングル対決も見たいところだが、はてさて、実現の可能性のほどは……?
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 大きいことはいいことだ!? 国技館に凱旋の曙&浜の相撲コンビは、ゾディアック&ドーリング組との巨漢対決でファンを和ませた。
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 1日後楽園大会で急転直下のブードゥー・マーダーズ入りを果たした土方隆司が黒覆面『歳三』に生まれ変わって登場。キック攻撃にかつての土方らしさは見られたが、歳三の基本は今までとは別人の悪辣ファイト。カズvs.稔の世界jr.戦の試合後にも乱入し、名勝負の余韻をブチ壊してみせた。