アルティメットの怪人 キモ 麻薬で逮捕。

大相撲・若ノ鵬の大麻事件など日本の格闘技界でも麻薬汚染が話題になっているが、海の向こう、アメリカでも、初期UFCで活躍し、日本でも馴染みの深い格闘家、キモが2009年2月17日(現地時間)にタスティン(カリフォルニア)において、メタンフェタミン(覚せい剤)所持で逮捕された。逮捕時点で、警察官の服装をしていたことが職務質問を受けるきっかけだった。
キモは初期のUFCでホイス・グレイシーを苦しめた事で一躍有名になった格闘家だ。その風貌がいかにもバイオレンスな為、タンク・アボット、パトリック・スミスらと並び初期UFCの暴力性、狂気性を象徴する選手で日本でも注目された。
そのキャラクター性が注目され、早くから日本でも活躍し、シュートボクシングでは実質はプロレス試合ながら桜庭和志、総合格闘技ではクラッシャー・バンバン・ビガロらに勝利、K-1では初期K-1のエース、佐竹雅昭とも対戦した。
またプロレスラーとして新日本プロレスにも参戦、永田裕志からも勝利している。(※プロレスルール)
その後、アメリカを中心に総合格闘家として活躍して人気を誇っていたが、近年は2004年のUFC48では試合後(ケン・シャムロック戦)に試合後にステロイドおよび覚醒剤の陽性反応が、2006年のWFAでは試合前(バス・ルッテン戦、試合前だったので対戦は無し)にステロイドの陽性反応がでてそれぞれサスペンドを受けている。
これでいてアスレティック・コミッション理事に立候補中という笑い話のような時点での三度目の正直であった。