スペル・デルフィン講演会「地域密着型エンターテイメント」とは?

  大阪府大東市JR学研都市線住道駅に隣接するローレルスクエアサンタワー内(JR住道駅南側高層マンション内)アクロス4階多目的室にて、2月14日午後2時より2時間ほど、大東市立学習センターアクロスの招きで現・沖縄プロレス代表スペル・デルフィンの講演会「新たに文化を創造する力、プロレス文化を大阪へ」が催された。
 これは現役プロレスラー兼社長として「地域密着型エンターテイメント」を目指す氏のお話を伺い、地域とのつながり方やユニークなキャラクター登場の発想法など、組織や地域を活性化するヒントを探る目的とのことである。プロレス文化人スペル・デルフィン先生が語ったこととは・・・
09.2.14del1.jpg
講演会は手話もあり、身障者に配慮されていた

 講演ではまず、デルフィンが自身のプロレス人生を語る。プロレスマニアならおよそご存知であろうTPG(たけしプロレス軍団)~初期FMW-ユニバーサルプロレス~みちのくプロレス~大阪プロレス~沖縄プロレス。そこにレスラーの人生遍歴が見え隠れする。

 大阪プロレスは「大阪」と「プロレス」をシンプルに合わせて名づけたら一般層にもわかりやすく、喰いつきやすいことから決定された。旗揚げは1999年から。従来のプロレスの(いかがわしい)よろしくないイメージを排除した、吉本新喜劇のような理屈のいらない小さな子供からお年よりも“見たまんま楽しめるプロレス”を目指した結果である。
 例えば意図的な流血を禁止したり、常設会場での興行形態は、業界内からの批判もあって大変であったことだろう。しかし、地域密着型のプロレス団体運営は、徐々に軌道に乗り始める。

 2007年9月、新たな常設会場として大阪市中央区に「デルフィン・アリーナ道頓堀」を開設。またそれに伴い、運営母体である「大阪プロレス株式会社」の代表取締役会長に、関西を地盤に焼肉店BATOLLEなどを展開するハンジョー株式会社社長の阪上雄司が就任。身軽になったデルフィンは、次の目標に向かう。
09.2.14del6.jpg
沖縄プロレス設立の経緯は、たっぷりマット界舞台裏2月26日号で詳細します!
☆2008年、沖縄プロレス旗揚げへ
☆講演では沖縄人の特性が語られた・・・
☆観光エンターテイメントビジネスについて
☆プロレス団体の株式公開

草間政一&スペル・デルフィン「プロレス界改革宣言」
(詳細はマット界舞台裏2月26日号に収録されます)
09.2.14del3.jpg
 大東市民に対するメッセージは、大東市民から著名人がもっと出て欲しい。楽しく暮らせるような町つくりを目指して欲しい。
 そして沖縄にも是非来ていただきたい。季節にもよるが平日ならツアーだったら2泊3日でホテル宿泊、レンタカー代込みで3万円ほどだとの事。
 あっと言う間の約2時間であった。デルフィンは野望に燃えていた!

2・14講演会「新たに文化を創造する力、独自のプロレス文化を大阪へ」
週刊マット界舞台裏’09年2月12日号:山口敏太郎取材~美ら海のスペル・デルフィン