UMA研究家山口敏太郎の見た雪男とビッグ・フット

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 作家であり、UMA研究家でもある山口敏太郎がインディの聖地・新宿FACEに潜入した。あの未確認生物レスラー・雪男選手(ネパール出身)と、ビッグ・フット選手(米国出身)が最強タッグを結成したのだ。怪奇作家・山口敏太郎としてはこの試合は検分せざるえない。

 ビックフットだけでも厄介であるのに、更に雪男と強力なタッグを結成するのだから、これは日本プロレス界の未曾有(偉いお方は、みぞゆうと読むらしい)の危機である。ビックフットと雪男、まさにリアル版「サンダとガイラ」である。あとはバラゴンが加わればいう事ないのだが…(笑)

 60年代生まれなら感涙間違いなしのこれらのUMAタッグチームに対し、IWA最強タッグ(維新力、松田慶三)が立ちはだかる。IWA創世記から、浅野社長を支えてきた苦労人・松田の頑張りと精神力は怪物たちの野望を打ち砕く事ができるだろうか。まさに、新宿にて人類対UMAの夢のタッグ対決がここに展開されるのである。

 この事態に発展するのには壮大なドラマがあった。2008年、全米を震撼させたニュースにビックフットの遺体発見というトピックスがあった。あのCNNまでニュース報道した衝撃ケースだったが、DNAの結果、残念ながら本物のビックフットではなく、実際はオポッサムと人間のDNAが検出された。つまり、人間とオッポサムの体の一部で創られた造形物であったのだ。だが、この衝撃ケースは、プロレス界に以外な産物を生み出したのだ。

 あの遺体らしきビックフットの固体は、実は生存していて密かに日本に潜入、プロレスラー・ビックフットとしてIWAジャパンマットに登場したのだ。誠に素晴らしいキャラクター設定である。まるで、往年の人気劇画「タイガーマスク」の世界ではないか。こうして、久々の怪奇派レスラーの登場となったのだが、この試合はあるものが賭けられていた。

 メインイベントのこの試合「カベジェラ・コントラ・ケムクジャラ」という趣向が施されており、松田慶三 維新力組が負ければ維新力が髪を切り、ビッグフット組が負ければケムクジャラのUMAたちが体毛を剃るという。前代未聞の試合である。さぁ未確認ワールド全開のIWAジャパンの世界を紹介しよう。

未確認生物レスラーVS人類 IWAジャパン新宿FACE大会

 筆者は関係者から衝撃の事実を入手した。5月、ビックフット、雪男に続く第三のUMAが姿を現すのだそうだ。ずばり、山口敏太郎の推理を紹介すると、空飛ぶUMA・モスマン(蛾男)、吸血生物・チュパカブラスあたりがIWAジャパンを襲撃する可能性が高い。

 また、UMAであるビックフット選手は、角川書店でコミック化が進んでおり、5月までコミックとの連動企画が続くらしい。また徳間書店のハイパーホビー編集部もビックフットや雪男には注目しており、久々の子供向けヒーローがプロレス界に登場したようだ。

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