12.28 DDT後楽園ホール大会 高木三四郎が王座防衛に成功!

DDTプロレスリング『NEVER MIND 2008』
12月28日@後楽園ホール
19時試合開始 観衆2008人(超満員)
今年最後のDDT後楽園ホール大会が、12月28日おこなわれ、
仕事納めを終えた年末モードの観客で後楽園ホールは膨れ上がった。
 いわゆる茶番で秀逸だったのは、『敗者結婚6WAY DANCE』。
勝ち抜け方式で、負け残った2名が3ヵ月以内に結婚しなければいけない、
というルールのもとでおこなわれた。
■第三試合/敗者結婚6WAY DANCE 10分1本勝負
大鷲透VS 男色ディーノVS中澤マイケルVS佐藤光留VS美月凛音VSチェリー
(10分0秒/男色、マイケルの負け残り)
☆退場順
○美月(3分15秒 体固め)マイケル●
○佐藤(5分47秒 アンクルホールド)マイケル●
○大鷲(6分32秒 アンクルホールド)マイケル●
○チェリー(9分34秒 逆さ押さえ込み)マイケル●
 出場するアラサーレスラーが、それぞれの結婚観を1人語りする、
『グータンヌーボー』のパクリ映像が流れた後に、選手入場&試合開始。
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 マイケル中澤をアンクルホールドで極めた佐藤が、そのまま大鷲に
中澤の足首をパスし、大鷲が引き続き締め上げて勝ち逃げる演出も◎。
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 最後に残ったディーノに求婚された中澤は、苦し紛れに、
同棲中の彼女(カヤコさん)をリングに上げて「相手がいる」と拒絶。
しかしすったもんだの揚げ句、なぜかディーノとカヤコさんが中澤を
争って決着をつけるという意外な展開に……。
 無表情ながらも茶番に巻き込まれる「カヤコ」さんの
ド素人リアクションがイケていた。
■第四試合/スーサイドボーイズVSアカレンジャーズ 60分1本勝負
MIKAMI
●タノムサク鳥羽(スーサイドボーイズ)
VS
○佐々木貴
GENTARO(アカレンジャーズ)
(16分1秒/垂直落下式Dガイスト)
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大先輩である佐々木貴とGENTAROのハードヒットに、
序盤、のたうちまわって苦しむ鳥羽。
反撃のチャンスを佐々木にあえて与えられているようにも見える
鳥羽だったが、それもかなわず完全にいいようにあしらわれる。
 試合が進むにつれ、佐々木の逆水平で打たれた鳥羽の胸板は、
みるみるうちに赤く晴れ上がっていく。
やられ放題のスーサイドボーイズは、場内も声がかけづらいくらいに
痛々しい……。
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 終盤、佐々木の側頭部への右足、ラリアットにも肩を上げた
鳥羽だったが、垂直落下式のDガイストで3カウント。
 試合後リング上で、試合には負けたものの、全力で戦い抜いた喜びを
素直に表現した鳥羽。対戦相手と抱きあい、MIKAMIと抱きあい、
レフェリーにも抱擁で伝えようとする鳥羽の感極まる姿は
観るものの感動を誘った。
■第六試合/KOーD無差別級選手権試合 時間無制限1本勝負
○高木三四郎(王者)VS HARASHIMA(挑戦者)●
(18分11秒/変形ひまわりボム)
※第27代王者が3度目の防衛に成功。
王者にもかかわらずHARASHIMAに奇襲をしかけてあわや秒殺か、
という場面をいきなり作って見せた高木。その後は非情な
左足攻めを展開し、HARASHIMAは劣勢に。
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 ようやく反撃に出たHARASHIMAの迫力は鬼気迫るものがあった。
張り手や頭突き合戦、また必殺・山折りを高木に先に使われた
HARASHIMAは蒼魔刀を2連発でぶち込むも、肩をあげる高木。
 最後は怒濤の大技の出し合いになるも、変形ひまわりボムで
惜しくもHARASHIMAはマットに沈んだ。
 ひとことで言えばすばらしい試合だった。
 HARASHIMAの勝ちたい気迫が終盤で高木を追い込んだ。
「あと1分(試合が)長ければ負けてただろう」と高木が言うのも納得。
観客も高木にあと一歩のところまで肉迫したHARASHIMAの成長を
惜しみない拍手で称賛した。
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■試合後、リング上
高木「(今年)最後の相手がお前でよかったよ。でも俺のほうがこのベルトに対する執念が上だったみたいだ」
HA「なんで勝てないんだよ!クソーッ!! なにがちがうんだよ! この1年やってきたのに…」
高木「俺だってがんばったんだよ。でも、あと1分試合が長かったら負けてただろう」
■全試合結果■
■第0試合/年忘れ!勝ち取れ中途採用DDT準レギュランブル
10分1本勝負
<参加選手>
田村和宏、ヘラクレス千賀、ツトムオースギ、真琴、DJニラ、円華、リッキー・フジ
☆退場順
○円華(3分1秒 首固め)真琴●
○オースギ(5分03秒 逆さ押さえ込み)千賀●
○ニラ(7分07秒 OTR)リッキー・フジ
○(千賀)(7分21秒 OTR)オースギ●
○円華(8分17秒 OTR)ニラ●
○田村(9分39秒 水面蹴りから→OTR)円華●
※田村和宏が準レギュランブル優勝・2009年継続参戦権を獲得。
■第一試合/シングルマッチ20分1本勝負
○ヤス・ウラノ VS 安部行洋●
(8分27秒/ヘッドロック)
■第二試合/シングルマッチ30分1本勝負
○諸橋晴也 VS ポイズン澤田JULIE●
(12分12秒/クリップラー・クロスフェイス→レフェリーストップ)
■第三試合/敗者結婚6WAY DANCE 10分1本勝負
大鷲透VS 男色ディーノVS中澤マイケルVS佐藤光留VS美月凛音VSチェリー
(10分0秒/男色、マイケルの負け残り)
☆退場順
○美月(3分15秒 体固め)マイケル●
○佐藤(5分47秒 アンクルホールド)マイケル●
○大鷲(6分32秒 アンクルホールド)マイケル●
○チェリー(9分34秒 逆さ押さえ込み)マイケル●
※男色、マイケル2名が負け残りのため、3ヵ月以内に結婚すること
■第四試合/スーサイドボーイズVSアカレンジャーズ 60分1本勝負
MIKAMI
●タノムサク鳥羽(スーサイドボーイズ)
VS
○佐々木貴
GENTARO(アカレンジャーズ)
(16分1秒/垂直落下式Dガイスト)
■第五試合/イタリア軍VS反乱軍 キャプテンフォール敗者追放4対4マッチ
時間無制限1本勝負
○アントーニオ本多(キャプテン)
フランチェスコ・トーゴー
PIZAみちのく
ササキアンドガッバーナ
VS
●マサ高梨(キャプテン)
KUDO
星誕期
松永智充
(16分19秒/オクラホマロール)
※高梨がDDT永久追放
☆退場順
○PIZA(9分45秒 OTR)星誕期●
○高梨(9分47秒 OTR)PIZA●
○高梨(12分29秒 OTR)トーゴー●
○ササキ(13分54秒 十字固め)松永●
○KUDO(14分29秒 ダイビングニードロップ→片エビ固め)ササキ●
○本多(15分8秒 OTR)KUDO●
○本多(16分19秒 回転十字固めを切り返して)高梨●
※イタリア軍1人残り。高梨がDDT追放。
■第六試合/KOーD無差別級選手権試合 時間無制限1本勝負
○高木三四郎(王者)VS HARASHIMA(挑戦者)●
(18分11秒/変形ひまわりボム)
※第27代王者が3度目の防衛に成功。