竜二Walter興行第3弾 1・16新宿FACEは注目カード満載!

 竜二ウォルターの自主興行が3度目を迎える。1月16日新宿FACE大会の概要が25日、水道橋のファイティングカフェ・コロッセオにて発表された。
 『The Tempest Dragon 竜司Walter 3rd event~今年も、戦いのリングここにあり~』と題された大会について、代表の竜二ウォルターは「普通のプロレスラーでは上がれないというブランドを作りたい」と意気込んでいる。
 今回メインイベントで激突する相手は、マレンコ道場で修行を積んでいた旧友でもある元WCWのラスタマンだ。バトラーツの常連外国人選手であり、身長195センチ、体重145キロの大型レスラーである。
 「アメリカで一度闘った時はケンカマッチになって遺恨がる。気性の荒い荒くれ者同士、普通に観戦するつもりで足を運んだらビックリしますよ。昔と変わっていないなら、大いに結構。お互いにオープンフィンガーグローブを付けて顔面を殴り合います」と、つぶし合いを宣言している。
 「ぶつかり合える人間だけに声をかけます」と、今後の方針も述べた竜二ウォルター。ラスタマンの起用は、同門でもあるカール・マレンコを復帰させる目論見もあるようだ。
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会見に出席した成田吉駿、竜二ウォルター、スーパータイガー
 セミファイナルでは、ZERO1-MAX『天下一ジュニア』で優勝しながら離脱宣言で渦中の高岩竜一が、リアルジャパンプロレスのスーパー・タイガーと対戦する。竜二代表もこのカードの実現には自信をのぞかせた。
 会見に出席したスーパータイガーは「今年の6月から石川選手やアレクサンダー大塚選手、長井満也選手と数少ない真のプロレスラーと肌を合わせることで気持ちを引き出すことができました。高山善廣選手との闘いでも何かを掴みました。壁は大きいですけれど、ぶつかることで覚醒するはず。2009年のプロレスラーとしての成長を占う意味でも、高岩選手は最高の相手です」と謙虚であったが、試合展開に関しては「普段のプロレスのリングを考えていらっしゃるなら、大ケガをしますよ」と決意表明。
 一方の高岩も、一時はヴァンダレイ・シウバ戦実現のためにUFC参戦を熱望していたことがある。バチバチの闘いとなるであろう。
 第三試合はDDTの飯伏幸太の事実上の肩のケガからの復帰戦だ。回復具合が分からないので、エキシビジョンという扱いながら、ビッグマウスラウドの原学が対戦相手というのも惹きつけられる。
 第二試合は、かつてパンクラスメガトンに所属していた格闘家NORIが、元リングスの長井満也(ドラディション)の胸を借りる。NORIは「以前、パンクラスのリングでメガトンvs魔界倶楽部というカードがあり、メガトンが勝ちました。今回も勝ちにいきます」とコメントを寄せていた。
 第一試合は注目の成田吉駿プロデビュー戦だ。相手を務めるのはバトラーツの石川雄規社長。ルールは打撃は一切なし、寝技と投げ技が中心となるBルールだ。成田はれまで高田道場、ゴールドジムと計7年、寝技の技術を磨いている総合格闘家。まだ現役の学生ながら、柔術の学生王者となるなど輝かしい実績の持ち主でもある。
 会見に出席した成田によると、得意技はタックルからの上からの攻め。下になっても、「三角絞めやスイープがあります。特に考えなくても体は動きますから」と自信満々だ。楽しみな戦士がリングに登場することになりそうだ。