憧れのUFC生観戦に渡米した、石井慧。陰の努力と秘密に密着

UFC!1本!
噂された日本でのデビューを蹴り、憧れであるUFC一本に絞ってデビューを目指す、北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストでその発言の面白さでお茶の間でも人気の石井慧がUFC92生観戦する為に渡米した。
UFC92は地時間27日夜、アメリカ、ラスベガスで開催される年末のビッグ・イベントで、日本でも注目のヴァンダレイ・シウバvsクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンという因縁の再戦や、石井が目指すヘビー級の暫定王者として、日本でも御馴染みアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがフランク・ミア相手に防衛戦を行う注目の大会だ。
そんな石井の影の努力にTV局が密着した。
まずは10キロのランニング、ここまでは普通だが、その後に本邦初公開の石井、秘密のトレーニングが明かされた。
それは
『タイヤ打ち』
と石井が命名したトレーニングで古タイヤを約10キロのハンマーで叩き続ける。
50回を3セット、合計150回、打ち続けるこのトレーニング、これを石井は毎日行っているのだ。
全身の筋肉を鍛えるのにもってこいのトレーニングだそうだ。
しかも石井はこの過酷なトレーニングを小学校1年生の頃から毎日やっていると語った。
奔放な発言ばかりが話題になるが、こうした努力を積み重ねていたからこそ、金メダリストに輝いたのだろう。
この過酷な『タイヤ打ち』を毎日続けている理由として石井はこう答えた。
「テクニックというものはね、一度、苦労して苦労して、苦労して覚えたら、なかなか忘れないんですよ。体の感覚っていうのは。でもね、筋力っていうのはね、苦労して苦労して苦労してつけてもね、すぐ・・つけた3倍のスピードで筋力ってのは落ちていくんですよ。筋肉って嫉妬するんですよ。嫉妬深いんですよ。
いつか、筋肉という最高の彼女に、恋人に裏切られてしまうんですよ。自分の最高の彼女は筋肉です。」
独特の石井節ながら、努力家である事を垣間見せた瞬間。この努力を怠らなければUFCでも成功するだろう。
更に石井はUFCデビューに向けてファイト!ミルホンネット鷹の爪大賞2008でも賞を取っている杉浦貴とも練習をしている様子や、UFCデビューはじっくり準備してからという慎重な姿勢も見せていた。
憧れのUFC観戦で、何を語ってくれるのか?今後、どういう行動を起こすのか?ますます石井慧から目が離せない。
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「マット界舞台裏」は、石井慧プロレス参戦の可能性に迫る!