アニヲタが世界を制しちゃう!? K-1 MAX目指す長島☆自演乙☆雄一郎“御前試合”で激勝!

 22日、東京・新宿FACEにて『DEEP PROTECT IMPACT』が開催された。
 トリプルメインイベントと銘打たれ、「新宿FACEでこのメンバーじゃ採算取れないよ!」と佐伯繁代表が悲鳴をあげるほどの豪華メンバーが揃った今大会は、文字通り立錐の余地もない超満員。その中でも最大の注目を集めたのが、初音ミクのコスプレなどで話題爆発のアニメヲタクキックボクサー・長島☆自演乙☆雄一郎。重度のアニヲタでありながら10戦全勝7KOの実績を誇り、K-1 MAXへの殴り込みを目論む珍奇な強豪が、総合ファンの前で、そのベールを脱ぐ。
 この日の長島は、入場曲に月島きらり(モーニング娘。の久住小春)の『バラライカ』の替え歌『やらないか』(この歌、ヲタ界隈ではかなり有名だそうです…)で踊りながら入場。いきなりの自演乙ワールドに、超満員の観客が、早速ポカ~ンと置き去りにされる。
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ついに幕を開ける自演乙ワールド! ダンサーとお揃いで被る仮面は漫画『くそみそテクニック』の主人公の顔だとか
 対するは元ルンピニー王者のムエタイ戦士、サクシー・ケイ・リバー。長島との体重差8キロのハンデを背負うが、降って湧いた“スター狩り”のチャンスに闘志満々。アリーナ席を埋める大応援団が、サクシーを大きく後押しする。
 だが試合は、体格で上回る長島が得意のパンチを主体に終始圧倒。途中スリップしたサクシーに勢いで攻撃を加えてしまい、サクシー応援団から強烈な野次が飛び、場内に一瞬不穏な空気が漂うが、長島は意に介さず2Rにヒザ蹴りでサクシーからダウン。そのままドクターストップとなり、この日観戦に訪れた谷川貞治K-1イベントプロデューサーが見守る“御前試合”に激勝した。
 試合後マイクを掴み「アニヲタによるK-1制圧作戦が今実行に移されようとしています!」と高らかに宣言。話題沸騰のコスプレ戦士の闘いぶり、“将軍様”の目にどう映ったのだろうか!?
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来年のお茶の間は、もしかして自演乙のキテレツ“アニメ啓蒙”が話題沸騰するのかも!?
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 大トリを務めあげたのはフェザー級王者三島☆ド根性ノ助。北田俊亮のフロントチョークに一瞬ヒヤリとした場面については「格下だと思って油断した。やばかった」と、正直すぎる告白。試合は2R、バックマウントからの豪快なパウンドで三島が勝利。「メリークリスマス! おおきに!」とリング上で絶叫し、DEEPの2008年を締め括った。
 
■『DEEP PROTECT IMPACT 2008』
2008年12月22日(月)開始19:00
会場:東京・新宿FACE
<トリプルメイン第3試合 65.8キロ以下契約 5分3R>
○三島☆ド根性ノ助(総合格闘技コブラ会)
(2R2分51秒 TKO)
●北田俊亮(パラエストラ千葉)
<トリプルメイン第2試合 70キロ以下契約 3分3R キックルール>
○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)
(2R0分39秒 TKO)
●サクシー・ケイ・リバー(K-RIVER)
<トリプルメイン第1試合 63キロ以下契約 5分2R 女子ルール>
○MIKU(クラブバーバリアン)
(1R1分22秒 腕ひしぎ十字固め)
●篠原光(チーム南部)
<第8試合 無差別級契約 5分2R>
○誠悟(フリー)
(1R3分13秒 KO)
●折橋謙(CORE)
<第7試合 70キロ以下契約 5分2R>
○BULL(BLUE DOG GYM)
(2R判定3-0)
●石壕雄馬(AACC)
<第6試合 プロテクト杯バンタム級トーナメント一回戦 5分2R 総合ルール>
○原井徹(毛利道場)
(2R判定3-0)
●綿貫一歩(PRB)
<第5試合 プロテクト杯バンタム級トーナメント一回戦 5分2R 総合ルール>
○赤尾セイジ(NEX)
(2R判定3-0)
●和田竜光(古田道場)
<第4試合 プロテクト杯バンタム級トーナメント一回戦 5分2R 総合ルール>
○寺田功(ALLIANCE)
(2R判定3-0)
●横山真樹(和術慧舟會東京本部)
<第3試合 プロテクト杯バンタム級トーナメント一回戦 5分2R 総合ルール>
●清水俊裕(総合格闘技宇留野道場/チームZST)
(2R判定3-0)
○堀 友彦(フリー)
<第2試合 83.9キロ以下契約 5分2R>
△飛鷺輝(X-FORCE)
(2R判定ドロー)
△増田裕介(AACC)
<第1試合 70キロ以下契約 5分2R>
●広瀬和哉(IMNグラッブリング)
(2R3分54秒 TKO)
○近藤定男(BLUE DOG GYM)