バランスの取れたいい大会だった。佐伯代表が統括~ファイティングロードpresents DEEP 39 IMPACT

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「バランスの取れたいい大会だった。」
DEEP佐伯代表は満足そうにそう統括した。確かにどのカードも意味のあり試合も熱戦が続いた、そして今後に繋がるカードばかりだった。
そして65キロが面白くなってきたと、最近盛り上がる軽量級に触れ
「60キロ、70キロ、誰が(新設される)DREAMフェザー級に誰が出るのか?(今日の試合で)大塚が抜きん出た」と今日、下馬評を覆し昇侍に快勝した大塚隆史を褒めると共に、他にも実力が拮抗している選手が多いと、今後の盛り上がりを期待するコメントを繰り返した。
また、今大会の井上誠午vsISEで再三、ロープを越えてリング外に落ち、試合が中断した事に関しては
「ロープに関してはグレーゾーン。それは最初に選手に言ってある。」ともっと早くブレイクするなど今後の課題としながらも、「なるべく中央でやってもらいたいと言ってるんですけどね」と選手の自主性に任せていきたいという事らしい。プロらしく、お客さんに見える位置で戦うのもプロ選手として必要な意識であるという趣旨の事を語っていた。
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そして、話題を呼んだDJ.taikiにも触れ「あれは(DJ.taiki)の意地でしょう」と試合前の舌戦など負けたら大恥と自分を追い込んだDJ.taikiが気合で試合に勝利した、一歩間違えば、植松の腕十字勝利もあった事と語り、そして、試合後のマイクに関しては、実際は中西と非常に仲の良い事から「あれは王者なのにセミだった中西へのエールだろう」とセミに降格?した中西に奮起を促したかったのでは?との見解を示した。
とはいえ、当然、フェザー級チャンピオンの三島☆ド根性ノ助へのアピールも混ぜている事は明白で、それに関しては「DJが何を求めてるか分からないが、DJは三島に近づいている」と近い将来、タイトルマッチもあるとの事だ。
そして4月以降に空位になってるライト級の王者も決めたいと、今後のスケジュールを発表。
報道陣からもっと早くとの質問に「プロレス大賞だって、前半にやった試合は印象に残ってないでしょ。やっぱり後半の試合しか印象に残らない。Dynamite!!なんてみんな忘れてるでしょ」
と年度の前半にいい試合しても、後半に負けたらまったく評価されないから選手が可哀想。だから王者決定はタイミングがあると、昨日のプロレス大賞を例えに出して報道陣を沸かせた。
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帯谷選手も記者会見を行った。目を氷で冷やし、痛々しい姿のままの会見は試合の激闘を物語っていた。ここで最初のBarbaro44選手の一発で、全て二重に見える様になったのを告白。しかし、逆に見えてない事がばれない様に積極的に前に出たのが良い結果に繋がったと。
「絶対にどこかで倒せる」
そう確信していたと言う。
そして復帰戦は絶対にDEEPで行うと決めていたと語り、欠場中に得たのは仲間、普通、人間は落ち目になると人が離れていくのに自分は仲間が増えた。
今はみんなに感謝している。今後は人間として大きくなりたい、今日のサブタイトルは「感謝」ですと何かを悟った様な発言が目立った。