戦極~第六陣~ リアルタイム速報

開催日: 2008年11月01日(土)
会場: さいたまスーパーアリーナ
第1試合 ミドル級グランプリシリーズ2008準決勝 5分3R
○ジョルジ・サンチアゴ(1R 1分10秒 ヒールホールド)シアー・バハドゥルザダ×
優勝候補同士の一戦。いきなりテイクダウンを奪うシアーだが、その後、立ち上がりバックを取ってサンチアゴが引き込みグランドに持ち込んだら電光石火のヒールホールドで秒殺勝利。スタミナも温存出来て、サンチアゴには最高のスタートとなった。
第2試合 ミドル級グランプリシリーズ2008準決勝 5分3R
○中村和裕(判定 3-0)佐々木有生×
序列がはっきりしてしまうリスクの高い日本人対決。試合はほとんどスタンドで打ち合い、プレッシャーをかけて前に出るのは中村、佐々木はグラバカ式の相手の疲れを待つ作戦かもしれないが消極的に映る。2Rには揉み合いから中村が払い腰でテイクダウンし、上を取るがかなり疲れが見える。3R、佐々木がスタミナ切れの中村を打撃で追い込むが中村がタックルでテイクダウンし、グランドで上を取ってそのまま判定勝ち。
第3試合 ライト級グランプリシリーズ2008準決勝 5分3R
○横田一則(判定 3-0)廣田瑞人×
こちらも負けられない日本人対決。実力が拮抗している為か一進一退の攻防だが、テイクダウンの差で横田有利。廣田も要所、要所で見せ場を作るが、全体的に試合をリードした横田が判定勝利した。
第4試合 ライト級グランプリシリーズ2008準決勝 5分3R
○北岡 悟(1R 1分16秒 ヒールホールド)光岡映二×
ビックマウスとキモイ顔でよくも悪くも話題の北岡。あれだけビックマウスを吐いた分、風当たりが強いが、試合はテイクダウンから電光石火のヒールホールドで完勝。有言実行で決勝進出を決めた。
横田がフルラウンド判定、北岡が秒殺勝利という結果がどう影響するのか?
第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008リザーブマッチ 5分3R
○ジョー・ドークセン(3R 4分13秒 TKO(マウントパンチ)竹内 出×
遂にメジャーデビューとなった竹内、対するは若い割に試合経験豊富なドークセン。しかし試合は解説の郷野が言う竹内の「イズリング」という極める気無く上を取ってポイントを稼いで逃げるという戦法にドークセンがはまっていく。ドークセンも下から攻めたり、スイープして上を取ったり、膝蹴りを叩き込んだりするも、竹内は徹底的に「イズリング」。しかし3R、遂にドークセンがマウントを取ると昔のVTの様に竹内はマウントパンチを喰らい、レフリーが止めてドークセン勝利。
第6試合 ライト級グランプリシリーズ2008リザーブマッチ 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(判定 3-0)ハン・スーファン×
1Rは壮絶な打撃戦、マスヴィダルがパンチ連打、膝と一方的に攻撃するが、スーファンが根性で耐える。しかし2R以降は一転、2人とも距離を取り、手数も少なくなって、お互いにこつこつ単発の攻撃のみになって、お互いに守りに入る。1R、KO寸前まで追い詰めたポイントでマスヴィダルが判定勝ち。
第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(判定 3-0)モイス・リンボン×
約2年ぶりに日本で試合をするホジェリオ。対するはグラハムに勝利したリンボン。試合はリング中央のノゲイラの周りを回るリンボンで、警戒して手を出せないでいる。ホジェリオがテイクダウンして攻めるが、リンボン、2Rにロープ掴みを繰り返しイエローカード。リンボンが判定に持ち込む戦法で、ホジェリオが判定勝ち。勝つには勝ったが消化不良の試合だった。
次回、来年1月4日の大会に三崎和雄と吉田秀彦の参戦が発表。
三崎はノックアウトで勝利すると宣言。吉田はこれから戦極を盛り上げたい、宜しくお願いしますと発言。
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
○キング・モー(3R 41秒 TKO)ファビオ・シウバ×
前回の大会でいきなりスターになったモー、対するはシュートボクセのシウバ。1R、開始早々にモーがタックル、そして凄いパウンドの連打。シウバは防戦一方。その後もモーは徹底的にスタンドには付き合わずタックル→パウンド一辺倒。そして3R、遂にバウンドでTKO勝利。モーはどんな体勢からでもテイクダウンし、レスリング技術で逃がさないと、一発屋ではなく、実力者である事を証明した。
第9試合 ライト級 5分3R
○セルゲイ・ゴリアエフ(3R 判定2-1)五味隆典×
トーナメント王者と戦う五味が、唐突にまったくの無名選手と試合するので、顔見世試合と誰もが思っている故に五味には一本勝ちが最低条件になっている、別の意味で厳しい試合。しかしリーチが上回るゴリアエフがスタンドでは有利、そして2Rにはゴリアエフが左フックでなんと五味からダウンを奪う。ダウンの時に五味が足を捻った様子。そのまま逃げに入ったゴリアエフだが3R、五味は根性でテイクダウンからバウンド。後はスタンドに終始するが両者、決定打は無く、判定はダウンのポイントが響いたらしくゴリアエフ判定勝ち。ゴリアエフまさかの大金星、五味は痛恨の敗北。1・4はどうなるのだろうか?
第10試合 ミドル級グランプリシリーズ2008決勝 5分3R
ジョルジ・サンチアゴ(3R 49秒 TKO)中村和裕
優勝候補のサンチアゴに、優勝してUFCで負けて戦極に降りてきたという印象を払拭したい中村。静かな立ち上がりで1Rは両者、様子を見ている。打撃ではややサンチアゴなので、2R中盤に中村がテイクダウンで上をとってポイントを稼ぐ戦法に。これでポイントを奪われたサンチアゴが3R、猛然と襲い掛かり、一方的に中村を殴り倒してダウンを奪い、そのままバウンド連打で中村失神でレフリーが止めた。やはり本命のサンチアゴが優勝した。
第11試合 ライト級グランプリシリーズ2008決勝 5分3R
○北岡 悟(3R 判定3-0)横田一則×
ビックマウスもさる事ながら常に一本勝ちで勝ち進んできた面白い試合をする北岡に、全て判定で勝ちあがった堅い試合をする横田と対極的な2人。とにかくグランドにならない事だけ考えて、相手に背を向けて走ってでも絶対にグランドから逃げようとする横田だが、遂に北岡に捕まりグランドに。だが一本までは至らない。横田は守りを固めて徹底的に凌ぐ戦法で防戦一方。攻める北岡に守る横田で試合展開が膠着したまま北岡の判定勝利。キモイと話題の北岡が優勝した。