今週の「マット界舞台裏」はグレート草津さん追悼特集

08.07.09BUTAIURA.jpg 前号から紙面をパワーアップした「週刊マット界舞台裏」。お陰様で読者の方からも、好評をいただいているようだ。さて、今週号の巻頭では去る6月21日に亡くなられた、元国際プロレスのグレート草津(本名・草津正武)さんの秘話を紹介している。
 鳴り物入りで日本プロレス入りした草津さんは、1966年にTBSプロレス(のちの国際プロレス)に移籍し、海外武者修行を経てエースとして活躍するはずだった。だが、大事な旗揚げ戦で“プロレスの神様”ルー・テーズに挑んだ草津さんは、なんとテーズの必殺技であるバックドロップを食らい、半失神してしまいTKO負けを喫するという大失態を犯してしまう。
 草津さんにとっても、TBSプロレスにとっても、大事な一戦だったこの試合で、なぜそんな悲劇が生まれてしまったのか…その原因がいま明かされます!
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 また、昨日行われた全日本プロレスのビッグマッチ、大阪府立体育館大会。新日本プロレスからは武藤の持つIWGPヘビー級のベルトに挑戦が決まっている中西学が参戦。そのほかにも佐々木健介や鈴木みのるも出場したこの大会のメインは、諏訪魔VS西村修という全日所属選手同士による三冠ヘビー級戦だった。
08.07.03SUWAMA.jpg 西村としては全日移籍以来、初めて訪れたビッグチャンス。さらに前哨戦では西村がお得意の“無我殺法”で諏訪魔に4連続フォール勝ち。チャンピオンカーニバルに優勝し、佐々木健介を破っての三冠奪取と、ここまで順調に来た諏訪魔だが、試合前から「西村は苦手」と弱気発言。初防衛戦にしていきなりのピンチ!
 …このように事前に様々な要素を盛り込み、それなりに盛り上げたものの、いざ蓋を開けてみると観衆は主催者発表で3100人と、なんとも寂しい結果に終わった。一体なにが原因なのか? 
 体格にも恵まれ、ジャンボ二世と言われた逸材。それにコンディションもいい。これからの全日を引っ張っていく新エースの諏訪魔だが、井上譲二氏はその諏訪魔に、大阪大会が不評だった原因があるとズバリ断言! 本人の努力や会社のサポートでは解消できない決定的な問題とは、一体なんなのか…
 さらに1983年に起きた新日クーデター事件をキッカケにして、絶縁状態にあった初代タイガーマスク(佐山サトル)と藤波辰爾に関しても気になる情報を入手。これまでほとんど接点がなかった両者だが、ここにきて佐山が藤波との対戦に乗り気になっているという。両者の対決は過去一度も実現しておらず、80年代の新日に胸躍らせていたファンにとって、いまや数少ない夢のカードだろう。
 あとは藤波の気持ち次第だが、果たしてこの世紀の“和解マッチ”は実現するのか? その可能性を井上譲二氏が独自のルートを使って探ります。
 大好評の新コーナー「マット界舞台裏アーカイブス2007」。今回はちょうど1年前にアントニオ猪木が旗揚げしたIGFのドタバタ劇を振り返ります。当時、大きな話題を呼んだ、IGFの旗揚げ戦当日を迎えるまでの舞台裏を、いま改めて検証してみましょう。今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。
週刊マット界舞台裏’08年7月3日号