東海プロレス対FU☆CK!プロモーション開戦。表舞台に登場!紀州の怪しき興行師・白鳥翼

 FU☆CK!のオーナーで、どインディーマットの名物男である大将・白鳥翼がキラマス、マンボ慎太郎を従えてデビューした。すれっからしなマニアには一大事件であろうか。
 対峙するは対極に位置づけされるであろうオーソドックスな純プロレス、昭和プロレスの幻想性の追求を掲げ、東海プロレス(かつてはアマチュアプロレスJWA東海)の総帥である大将・脇海道弘一に山田靖獅、ザ・ニンジャである。
 両軍が入場し、キラマスが披露して見せた前編にて紹介したマニアが渡した地獄のキラーと書かれたサインボートが開戦の合図であったか!しかしあっさりとキラマスに、マンボは簡単にニンジャと山田にそれぞれ、いてまわられ大将戦に突入した。
 思えば両者は2003年3月、津島市萩原町に設立した東海プロレス道場道場開きの時点でひそかな因縁が勃発!?いずれは交わり重なり合う運命であったのかもしれない。
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・東海のリビングレジェンド脇海道弘一は小さい体ながらも眼光は鋭し大いなる闘魂が宿る(左)
・脇海道対白鳥は必殺の卍固めが極まる(中)
・親分肌・白鳥代表がついにレスラー・デビュー(右)
 ちなみに東海プロレスの道場はアントニオ猪木のファイティングポーズの特大白黒写真のパネルが飾られている。また選手が着用しているのは往年の新日本プロレスの道場ウエアになんとなく似通ったというこだわりは素敵である。
 大将戦は脇海道が白鳥をまったく寄せ付けず卍固めでタップを奪い一蹴した。試合後、白鳥はしゃべりじゃあ負けへんでとばかりに「ここはわしのリングじゃ、いつでもやったる」と一方的にやられたのにもかかわらず抗争継続宣言。
 そして観戦に来ていた角英輝を見据えて泉州力羽曳野軍団にも新たに抗争開始を宣告。混迷の様相を示してきた。そのとき、何気にガチな空気が漂った感のある味わい深き不思議な空間と化していた。
 FU☆CK!プロモーション提供の大河ドラマはまだまだ続く。
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これがうわさのFU☆CK!プロモーション興行・J2K道場名物のカレーちゃんこだ!底で煮えた肉もおいしい。顰蹙を買わない程度に食べまくって充分元を取ろう!(ボーナストラック1000円込)