佐藤の日に、佐藤光留 新たなる旅立ちパンクラスMISSIONへ

 本日3月13日、都内で開かれた記者会見にて、オタクレスラーこと佐藤光留が新たな旅に出ていた事が突然に伝えられた。
 3月10日をもってパンクラスismを離れ、パンクラスMISSIONへと移ることとなったのだ。
 何故、3月26日に後楽園ホールでの試合、対ガジエフ・アワウディン(SKアブソリュート・ロシア)戦を控えてるという、中途半端なこの日なのか。それは、きっと彼の名前を見ればお分かりになることであろう。
 何故MISSIONに移ることを決意したのか。その答えはただ一つ。「総合格闘技ではなく、プロレスがしたいから」であった。
 プロレス好きで、前々からプロレスがやりたいと言っていた佐藤選手。やはり、総合格闘技のルールだけではなく、プロレスのルールでやりたいとのこと。
 1番最初にその事を話したのは、師匠である鈴木みのるだった。
 そして、相談にのった鈴木は、「やりたいならばやればいい」と話したそうだ。しかし、「絶対に一緒に仕事はしない」と暖かいアドバイスも貰ったらしく、その話をした時の佐藤選手は、笑ってはいたものの、やはり少し傷ついているようであった。
 とはいえ、これから同じ団体?になる二人。どこに行くのも鈴木さんと一緒になる、と嬉しそうに語ってもいた。
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 MISSIONに移ってからの活動はまだ未定である。
 「メキシコに飛んでルチャリブレの選手を相手にしてみたい」とも述べていたが、やはり1番したいのは、プロレス。誰と対戦したいかという質問には、「今存在する全てのプロレスラーと戦いたい」と、やる気に満ち溢れていた。
 また、デスマッチにもかなり興味を持っており、「やらせてもらえるよう、精力的に働きかけていきたい」とも意気込んでいた。
 一方、彼のトレードマークであるメイド服は脱ぐのかという質問には、「状況に応じて・・・」と言葉を濁していたが、最後に、「その状況に合わせるために、もっと危ないものを着るかも」との言葉から推測するに、自称ではなく、本当にプロレスをするメイドレスラーが生まれそうである。
 重大なニュースを記者らに告げた佐藤選手は、会見中ずっとにこやかに微笑んでおり、全く先の見えない現状を楽しんでいるように見えた。
 彼自身も、先の見えない今を、至極ポジティブにとらえている。「今から何が出来るのか楽しみで仕方がない」と述べており、今後の彼の活動がこちらも楽しみである。
 コスプレマンはこの低迷してきているプロレス界に新しい風を吹き込むことが出来るのか。今後の活動に注目することにしよう。