デルフィンアリーナ道頓堀はイメージ一新された戎橋共々大阪ミナミの新たなシンボル

 スペル・デルフィン師匠がやってくれた。
 宿敵グレート・サスケに「潰れかけの遊園地」と揶揄された常設会場を出て、新たに建設された複合ビルにデルフィンアリーナ道頓堀をオープンさせたのだ。
 現在、アジア向けの日本情報誌は増加の一途を辿っているが、大阪ミナミの御堂筋通りや道頓堀は人気の観光スポットとして頻繁に紹介されている。心斎橋筋を中国もしくは韓国人の団体観光客が闊歩しているのは既におなじみの風景だ。 只今、ミナミは空前の観光ブーム拠点となりつつあるのである。
11.21osaka1.jpg
 大阪ミナミのプロレス常設会場デルフィンアリーナ道頓堀は、通常毎週土、日曜日に定期興行がある。従来のプロレスファン層、世間一般層はもとより、上記のような観光客層を取り込む何らかの企画やアイデアが、真の「メイド・イン・大阪」の大衆スポーツ芸能を根付かせる第一歩かも知れない。
 それほどに、デルフィンアリーナ道頓堀はど真ん中の好立地に恵まれた。
 プロレス自体、そして覆面レスラーの存在は、とかく海外からの観光客層にはものめずらしく新鮮に映るであろう。ある場所で宣伝しているのを散見したので、日本観光の記念にたまたま興味本位にデルフィンアリーナ道頓堀に入場することはありうる。
 大阪プロレスを観て、言葉はわからずとも楽しんで喜んでくれはって、帰国した後にも口コミで評判が広がってくれたらしめたものだ。
 思いがけないところからじわじわとブームになって、土、日曜日限定の観光コースに組み入れられることにでもなれば痛快極まれリである。
 プロレスは肉体言語なのだから、デルフィンアリーナ道頓堀の目標と掲げるならば「アジア制覇」のプロモーションが欲しいところではある。
 ちなみに私が注目しているのはミルマスカラスが登場したときにタッグマッチで相手役を見事に努めたマイクアピールも達者な試合巧者の政宗(MASAMUNE)である。
 ローカルな愉しみの一つには、たとえば関西の名物ファンクラブ誌『闘竜』の会員らに遭遇することも含まれる。
 大阪プロレス常連客通称‘ケンジくん‘の声援がこだまする空間。これぞ大衆スポーツ芸能の楽しみ方といえる風景かも知れない。
 大阪プロレスに興味はあるが、生で観た事のない方には是非体感していただきたいものである。
グッズショップ〈平日〉 13:00-21:00
         (土)  12:00-21:00
         〈日・祝)10:00-19:00
アリーナカフェ      12:00-23:00      
11.21osaka3.jpg
 好評発売中デルフィンー草間社長対談 株式公開は実現していませんが、団体経営に関心のあるすべての関係者にとっての必読書です!