松本幸代のミルブロ!

【女祭り開幕戦・各賞発表!part2】
2・4女子キックトーナメント「女祭り」開幕戦の、独断と偏見による各賞発表第二弾。
功労賞=関友紀子、新鋭賞&KO賞=AZUMAに続き、今回は殊勲賞から。殊勲賞は昼の部メインに出場した岡田敦子(ドージョーチャクリキ)に決定。
ジェット・イズミ(クロスポイント吉祥寺)とは昨年の初対決でドローに終わっているだけに、今回ももつれにもつれるだろうと思われた。が、スリップ気味ながら左ストレートでダウンを奪い、判定3-0で勝利をあげた。
岡田とジェットはミニフライ級トーナメントにエントリーしている。今回の勝利で勢いをつけた岡田が初代のベルトまで巻いてしまうのか? 大島椿ら強豪揃いの階級だけに、今後の展開が本当に楽しみだ。
そして今大会のモースト・インパクト賞は…やはりMIKU! 
女子総合の超新星MIKU(クラブバーバリアン)は、今回がキック初参戦。キックのキャリアで上回る大浜芳美(NJKF/OGUNI-GYM)を相手に、どんな闘いをするのか注目していたのだが、いやあ早かった! 
ゴングが鳴るやパンチの連打で突進、ひるんだ大浜に蹴りを叩き込み、コーナーに詰めたところで首相撲からヒザ蹴り! 試合タイム22秒でKO勝ちを収めた。わずか22秒の間でパンチ、キック、ヒザを出し切ったところに、MIKUの恐るべきポテンシャルを感じた。
このMIKUの勝利で、フライ級トーナメントが俄然、面白くなってきた。次回3月の準決勝ではMIKUvs田中祐季(全日本/BOOCH BEAT)、グレイシャア亜紀(J-NET/ソーチタラダ渋谷)vs林田昌子(全日本/藤原ジム)が行なわれる。もしMIKUとグレイシャアが勝ち上がれば…凄い。女子キックの枠にとどまらず、女子格闘技界を巻き込んでの“夢の対決”が実現してしまう。
グレイシャアが勝てば「見たか、これが女子キックだ!」ということになるだろうし、MIKUが勝てば「やっぱり女子総合は最強です!」ということになる。その意味ではお互いのジャンルを賭けたプライドとプライドの激突という様相も呈してくる。
とはいえ、全日本キックの看板を背負って立つ田中と林も、そう簡単に引き下がるわけにはゆくまい。林などは「ベルトを巻くまで故郷の熊本には帰れません!」と並々ならぬ覚悟を私に語ってくれているし。
盛り上がってほしいなあと思っていたけれども、選手たちの意気込みや勝負性を含めて、ここまで面白い展開になってくるとは予想外だった。3月31日はさらに凄いことになるんだろうなあ。
最後に、2・4女祭りについて書いている選手・関係者の皆さんのブログを紹介!
モースト・インパクト賞のMIKU選手
http://blog.livedoor.jp/mongkong/
殊勲賞の岡田敦子選手
http://www.ne.jp/asahi/hiro/efo/a2ko/top-fr.htm
夜の部メインに出場し勝利した成沢紀予選手
http://blog.livedoor.jp/lianjie97/
昼の部のミニフライ級トーナメントに出場したダイヤモンド酒井理絵選手のコーチである、元UKF世界王者・神風杏子さん
http://blog.eplus.co.jp/kamikaze/
観戦に訪れていた藤井惠選手
http://blog.excite.co.jp/megulog
同じく観戦に訪れていた渡辺久江選手
http://ameblo.jp/hisae-blog/
同じく観戦に訪れていた小林由佳選手
http://www.sportsclick.jp/combat/column01/index19.html