松本幸代のミルブロ!

【女祭り開幕戦・各賞発表!】
前回のブログで紹介した、2・4J-NET主催「女祭り」に行ってきた。
史上初の女子キック4階級日本王座決定トーナメント開幕戦だ。
大会前に書いたみどころはコチラ↓
http://www.skyperfectv.co.jp/sports/battle/column/yukiyo_matumoto/yukiyo_matumoto_000024.html
女子プロレスやエキシビションを含めて昼夜合計15試合という長丁場だけに、正直、飽きてしまうかなと思っていたのだが、間にほどよくKO劇も挟まれたこともあって、かなり楽しめた。
独断と偏見でこの日の各賞を決めてみよう。まず功労賞。これは昼の部第7試合に出場した関友紀子(巴組)にあげたい。
総合を主戦場としている関は147センチ。対するMITSUKI(DRAGON GYM)は165センチ。18センチもの身長差に苦戦を強いられたが、最終ラウンドに信じられない根性を発揮しラッシュにつぐラッシュ。これで会場の空気がガラリと変わった。
「選手がこれだけ熱いんだから、見るほうも熱くなってやろうじゃないか」という雰囲気にさせたのだ。判定負けで惜しくもミニフライ級一回戦突破はならなかったが、「最強のバイプレーヤーを目指す」と公言している関らしい闘いだった。
新鋭賞&KO賞のダブル受賞はAZUMA(y-park)。これは異論のないところだろう(独断と偏見だけに異論も何もないが)。
夜の部第2試合・バンタム級一回戦で石井美希子(習志野)と対戦。石井が強引に打ち込んできたところへカウンターの右フックをジャストヒットさせ、わずか32秒で石井をマットに沈めた。
女子の試合はKOが少ないと久しく言われてきたが、渡辺久江の2試合連続失神KO勝利など、徐々に嫌倒れではないKOが増えてきているように感じる。レフェリングにしても医療面にしても、これまで以上の配慮が必要になってくるかもしれない。というようなことまで考えさせるほど、凄いKOだった。
AZUMAは伸び盛りの19歳。3・31、5・20と続くトーナメントの間に、どんどん成長して先輩格の選手たちを翻弄する可能性は十分だ。
長くなってきたので、その他の賞は次回に発表することにしよう。