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12月15日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、マット・ハーディの特別番組「トータル・ノンストップ・デリーション」として放送された。完全に狂人と化し、超魔力を身につけたマット・ハーディが、弟のジェフと保持するTNA世界タッグ王座を賭けて、オープン参加、試合形式は野原を使って何でもありという特殊ルール、タッグチームアポカリプスで戦った。
まず、ハーディーズ、ディケイト(アビス、クレイジー・スティーブ)、ヘルムズ・ダイナスティ(トレヴァー・リー、アンドリュース、参謀グレゴリー・ヘルムズ)、そしてレジェンドであるロックンロール・エキスプレス(リッキー・モートンとロバート・ギブソン)で試合がスタート。いきなりハーディズとエキスプレスが花火でディケイトとダナスティを攻撃。火花から逃れるようにダイナスティはトラックに乗って逃げるが、なぜか、トラックの荷台にマットが瞬間移動しており、ダイナスティを攻撃する。更にダイナスティがマットをフォールしても、無機物のボートがカットに入るという超魔力を使うマットに、面喰ったダイナスティは遂に仲間割れし、ボスであるヘルムズを川に突き落としてしまったのだった。その間、ディケイトが次々と現れるタッグチームを粉砕し続け、ハーディーズはエキスプレスと激突。モートンの乗るクレーンを高く上げて下に降りれなくして、ギブソンを仕留めたマットは、ダイナスティに襲われる。しかし、仲間に裏切られたヘルムズが覚醒し、なんとWWE時代のギミック、ハリケーンの姿になり、マットを救出。2人で組んでダイナスティを仕留めた。そして最後は永遠のライバルであるディケイトとの一騎打ち。火柱の上がる中、激闘が続き、最後はマットがアビスの鉄釘バットを取り上げて攻撃、その間にジェフがスティーブをツイスト・オブ・フェイトで炎が噴き出る火口に叩き込み、火炎が吹きあがるとスティーブはリングまで飛ばされてしまう。それをマットがフォールしてハーディーズが王座防衛。伝説となる試合を勝利で飾った。
また、エディ・エドワーズとボビー・ラシュリーも、マット宅のガレージの特設リングでTNA世界ヘビー級王座戦として試合をしていたが、ラシュリーはスピアーでエドワーズごとドアを破壊し、野外に出てしまう。その後もタッグチームアポカリプスと同時進行で野外で激しくやり合う2人と収拾がつかなくなっていた。
さらにマット・ハーディーの息子、キング・マクセル(ベイビー・ハーディ)もデビュー戦を行い、ロックスター・スパッドにフォール勝ち(スタンガンで気絶させた)。1歳でデビューした最年少プロレスラーの誕生もあり、マット・ハーディ祭りという番組だった。
■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年12月15日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ノースカロライナ州マット・ハーディ宅
<TNA世界タッグ王座タイトルタッグチームアポカリプス>
勝者 ハーディーズ(ブロークン・マット・ハーディ、“ブラザー・ネロ”ジェフ・ハーディ)
参戦チーム
ディケイト(アビス、クレイジー・スティーブ)
ヘルムス・ダイナスティ(トレヴァー・リー、アンドリュース、参謀グレゴリー・ヘルムズ)
ロックンロール・エキスプレス(リッキー・モートン、ロバート・ギブソン)
その他、タッグチームが飛び入り参戦
<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
-エディ・エドワーズ(王者)
ノーコンテスト
-ボビー・ラシュリー(挑戦者)
<シングルマッチ>
○イッチウィード
カウントアウト
●チェット・スターリング
<シングルマッチ>
○ODB
ピンフォール
●シエナ
<シングルマッチ>
○キング・マクセル(ベイビー・ハーディ)
ピンフォール
●ロックスター・スパッド
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