(C)CMLL
12月9日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会では因縁が激化している初代ミスティコことカリスティコと、ウルティモ・ゲレーロが6人タッグで激突。カリスティコは2代目ミスティコ、そしてROH遠征から戻ったドラゴン・リーの兄弟と組んで、ゲレーロと対戦した。ゲレーロはルードの重鎮ネグロ・カサス、そして若手ルードのホープ、メフィストと組んで憎きカリスティコを迎え撃つというCMLLのテクニコとルードのトップ同士の大戦争という形になった。当然、カリスティコとゲレーロが激しくやり合う展開となり、最後はゲレーロがカサスの手を借りて2人がかりでカリスティコをフォールしようとするが、レフェリーにばれてしまい、その隙にカリスティコがゲレーロを丸めこみ、今度はレフェリーの死角からリーがこっそり手を貸して2人がかりでゲレーロにフォール勝ち。これまで抗争で煮え湯を飲まされ続けたカリスティコがゲレーロにお返しをした形となった。試合後、カリスティコはゲレーロに対し、究極の決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ（敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ）を要求。これに対しゲレーロは受ける素振りを見せながら、対戦を拒否。ルードらしい駆け引きでカリスティコを翻弄するゲレーロだが、このまま、この抗争が終わる訳がない。今後のCMLLマットから目が離せないだろう。
またセミファイナルにはレジェンドでありながら再び定期的にアレナ・メヒコ参戦をはじめたマスカラ・アニョ・ドスミルが、今度はショッカー、テリブレというCMLLルード本隊と言える連中と組んで、ボラドールJr.、マキシモ・セクシー、マルコ・コルレオーネというCMLLテクニコのトップ勢と対戦。ドスミルは兄シエン・カラスの息子達サンソン、クアトレロを売り出す為に組んでいたが、ボラドールJr.以下テクニコのトップ選手が相手だとどうしても分が悪い。そこで今回は若手である兄の息子達ではなく、現役ルードのトップと組んでの出陣となった。試合はドスミルの指令でルード軍が3人がかりの攻撃を繰り返しまずはショッカーがコルレオーネを仕留め、そしてドスミルが憎きマキシモをジャベで仕留めて1本先取した。特にドスミルは、CMLLに復帰してからおかまキャラのマキシモのキス攻撃に苦しめられており、自分の全盛期にはお前みたいな気持ち悪いキャラのルチャドールはいなかったと怒り心頭。そんなドスミルに対し、2本目はマキシモがキス攻撃を仕掛ける。レフェリーの制止も振り切りドスミルにキスするマキシモだが、レフェリーが怒って注意すると今度はレフェリーにもキス。これでレフェリーが面くらった隙にドスミルがマキシモに反則のローブローを決めてフォール勝ち。ルード軍がストレートで勝利した。敗れたマキシモは怒りでドスミルにカベジェラ戦（敗者、髪切りマッチ）を要求。レジェンドと髪の毛を賭けた戦いが実現するのだろうか？
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時：2016年12月9日（現地時間）
場所：メキシコ・アレナメヒコ
＜6人タッグマッチ＞
○カリスティコ、ミスティコ、ドラゴン・リー
2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、ネグロ・カサス、メフェスト
＜6人タッグマッチ＞
○マスカラ・アニョ・ドスミル、ショッカー、テリブレ
2-0
●ボラドールJr.、マキシモ・セクシー、マルコ・コルレオーネ
＜シングルマッチ＞
○エル・バリアンテ
ピンフォール
●ラ・マスカラ
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