アイスリボン松本都被害者の会~12・31葛西純&都vsタンク永井&真霜拳號

■ アイスリボン771
日時:2016年12月3日(土) 18時00分試合開始/17時30分開場
会場:アイスリボン道場 観衆:106人(満員)

<第1試合 タッグマッチ15分1本勝負>
●235 雪妃真矢
 9分42秒 猪突猛進
○長崎まる子 松屋うの
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 今大会から会場にて『アイスリボン2016アワード』の投票用紙の配布がスタートした。来場者の投票数で今年のMVP、ベストバウトなどを決定する企画で、そのルーキー賞(=デビュー3年以内の選手の中から選出)の対象となる3選手が参加してのタッグマッチがオープニング。
 入場時にまる子のロープ越えの前転を真似しようとしたうのが、ロープに頭を引っかけ、ひっくり返りそうになるハプニングはあったものの、まる子とうののハイテンションタッグは元気いっぱい。まる子が猛スピードに出れば、うのも相手チームに捕まりながらも丸め込みを仕掛け流れを変えるなど好ファイトを展開。大晦日に奈七永との七番勝負最終戦を控えている雪妃は、蹴りを中心に応戦し熱の入った一戦となった。
 最後は235に追い込まれたまる子が猪突猛進でカウント3を奪取。勝利したまる子は「23日の横浜で(トライアングル王者の)清水さんに挑戦表明しまして、清水さんが”私はいいですけど、上の人が決める”って言われまして、どうなっているのでしょうか?」と12月31日の後楽園大会でのトライアングル王座戦の正式決定のないことに不安を訴えた。
 これを受けて藤本からは「ちゃんと上の人たちと一緒に会議をして12月31日にトライアングルリボン選手権、王者・清水愛、挑戦者・長崎まる子決定しました。そして推薦枠は、豊田真奈美」との正式発表。当初は弓李を推薦する予定だったが、弓李から「やりたいカードがある」という意向を尊重し、トライアングルのイメージのない豊田をあえて推薦枠に入れたことを説明。

<第2試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○つくし
 8分20秒 ダイビングフットスタンプ⇒片エビ固め
●尾崎妹加
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 スピードでかく乱戦を狙ったつくしだが、妹加は持ち前の足腰の強さでどっしりと構えて応戦。つくしが攻めあぐむシーンも見られるなど自分のペースを掴めない展開となった。逆に妹加はロープ際でのラリアット連打、佐々木健介並みの正面&延髄への往復ラリアット、さらにつくしの腕を掴んでの起き上がりこぼしラリアットとパワーでぶつかっていく。
 苦しい展開を強いられたつくしだが、妹加のコーナー最上段からのダイビングセントーンをかわすと、顔面への低空ドロップキックからミサイルキックとつなぎ、最後はダイビングフットスタンプでフィニッシュ。チャンスを逃さない飛び技ラッシュで仕留めた。試合後、つくしは「妹加ちゃんとのシングルは3回目だったんですけど、初めてシングルをしたときに妹加ちゃんが試合前に大泣きをしてしまいまして、シングルをするたびにそれを思い浮かべます」とコメントした。

<第3試合 シングルマッチ10分1本勝負>
△水波綾
 10分00秒 時間切れ引き分け
△宮城もち
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 12月31日の後楽園ホール大会でリボンタッグを賭けて対戦する王者・アビットリバルと挑戦者・らぶりーぶっちゃーず。その前哨戦でもある水波vsもちのシングル戦。前回のシングル戦(=9月10日アイスリボン754)では水波のラリアットにフォール負けを喫しているもちは先制のボディアタックを決めるが、水波もタックルで応戦。試合は力と力の正面激突となった。
 前回同様、カウンターのラリアットを要所要所で決めていった水波。何度もカバーに入るも、もちも意地でキックアウトしていく。もちもボディシザース、シャイニング腹ザードとウエイトを活かした勝負技に出るが、水波を倒すには至らず。最後は水波の飛び込みラリアットがヒットしたところで10分タイムアップのゴング。試合は時間切れ引分けに終わった。試合後もちから「10分の時間では足りなかった」と再戦のアピールがあるも、水波は「もちがどんな気持ちなのかと思って試合をしました。10分じゃ足りないとかあると思いますが、10分と決まっていたのに、10分で決めきれなかった自分に何かミスがあるのかなと思うし、10分以内にもちも決めにこなきゃいけなかったんじゃないのかなと。あまり時間を理由にしたくないなと思いました」と再戦への答えを出さなかった。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
藤本つかさ ○松本都
 12分00秒 みやこここクラッチ
●世羅りさ テキーラ沙弥
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 前回の道場マッチでの異種格闘技戦を経て、都に対して松本都被害者の会を結成した世羅はその会員である沙弥をパートナーとし、都のパートナーには都の同期の藤本を責任者として指名。被害者の会による都制裁マッチがこの日のメインに組まれた。都に対して憎悪むき出しの世羅と沙弥はスタートから都に集中攻撃。時にはパートナーでありながら、実は都から一番被害を受けている藤本とも手を組み、また時には藤本同様に都から多大な迷惑を被っている淳一レフェリーも味方につけるなど、確実に都包囲網を作り追い込んでいった。
 途中、世羅がセコンドとして持ち込んだ某有名ポテト系キャラクターのグッズを巡る攻防で、都がそのセコンドを人質にするシーンも見られたが、そのセコンドごと都にダイビングダブルニーを決めるなど、世羅の都への怒りは本気モード。しかし最後はカットに入る藤本をエアーズロックに決めた世羅が仕上げに入ろうとしたところを、都がカウンター気味に押し倒してのみやこここクラッチで3カウントを奪取。世羅は自分の肩口にポテト系セコンドを入っていてフォールを獲られていないと主張するがレフェリーが認めず。圧倒的な不利な状況から都が勝利をモノにした。
 まさかのフォール負けを喫した世羅は「誠に遺憾ながら、松本都被害者の会は今日で解散となりました。だから新しく松本都大戦争を勃発しようかなと思っています。次回から行われる松本都大戦争に参加してくださる方、挙手をお願いします。(ここでつくし、もち、雪妃、235、沙弥らが挙手)では松本都対このメンバーで。来年のカードが決まりました」と某みちのく系プロレス団体の年末恒例試合となっている『宇宙大戦争』を思わせる対都の”続編”を示唆しつつも、都に負けたショックは隠しきれず。
 一方、勝った都は「今日はセコンド総出でかかってきたにも関わらず私に負けて、すごい求心力の無い被害者の会総長ですね」と世羅との決着をアピールすると、自分の大晦日の対戦相手を藤本に確認。藤本は「都さん、強いから勝てそうな相手を選ばなくても良いと思ったの。強い都さんには強い相手を探さなきゃ失礼になるかと思って、お2人用意させて頂きました。葛西純&松本都vsタンク永井&真霜拳號」とKAIENNTAI DOJOの2トップを都の対戦相手として発表。しかし、都はこの日の勝利で気が大きくなって、笑顔で「たしかに2人とも当たった事ない相手です。真霜さん、しゃべった事無くて怖いので、葛西さんに任せて、タンクさんの嫁にいじめられているので、その恨みを込めてやりたいと思います」とやる気満々。

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