マスカラ・ドラダが壮行試合に勝利!『CMLL 金曜日定期戦』

(C)CMLL

 11月11日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
 今大会のメインでは、CMLLテクニコ正規軍という感じのボラドールJr.、マルコ・コルレオーネ、マキシモ・セクシー、制御不能の暴走軍団ロス・インゴベルナブレス、そしてルードの親玉ウルティモ・ゲレーロ率いるロス・ゲレーロスの三つ巴での対抗戦が行われた。今後のCMLLマットの主導権争いという形で白熱した試合となった。まず、チームの代表(ボラドールJr.、ラ・マスカラ、ウルティモ・ゲレーロ)3人が登場して試合で試合順を決める。先にリング下に落ちたボラドールJr.とラ・マスカラのチームが戦い、その勝者チームとゲレーロスが対戦するトーナメントとなった。まず、テクニコ正規軍とインゴベルナブレスだが、例によってレフェリーが倒れた隙にルーシュがボラドールJr.に反則のローブロー(急所攻撃)。しかし、レフェリーが気が付くと、わざとルーシュは股間を抑えて倒れ、自分がローブローされたとアピール。これをレフェリーが信じてしまい、なんとインゴベルナブレスが反則勝ちとなってしまったのだった。しかし、決勝のゲレーロスには通じず、ウルティモ・ゲレーロがルーシュをジャベで仕留めてゲレーロスが勝利。ゲレーロスの優勝となった。

 セミファイナルは、WWE移籍が決定しているマスカラ・ドラダが御大アトランティスが、ディアマンテ・アスルと組んでルード軍と激突。ネグロ・カサス率いるルード軍が3人がかりの攻撃で優位に立ち、カサスがドラダからジャベで先取する。しかし、その後、テクニコ軍が息を吹き返し、アトランティスとアスルがルード達をフォールして2本目を奪い返した。そして、最後はドラダとカサスの一騎打ちのシチュエーションにもっていき、ドラダがカシータで丸めこんでフォール勝ち。アレナ・メヒコのラストマッチを勝利で締めくくったのだ。試合後、バックステージからCMLL所属選手やスタッフが駆けつけ、WWEへ旅立つドラダを祝福。テクニコだけではなくシナリオ上では敵対しているルードたちも、ドラダを激励し、ドラダは感極まって涙ぐんだ。感動的な壮行試合となったようだ。

■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2016年10月28日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグ対抗戦>
○ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ
 ジャベ
●ルーシュ、ピエロー、ラ・マスカラ
ボラドールJr.、マルコ・コルレオーネ、マキシモ・セクシー

<6人タッグマッチ>
○マスカラ・ドラダ、アトランティス、ディアマンテ・アスル
 2-1
●ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ、フェリーノ

<シングルマッチ>
○カリスティコ
 ラ・ミスティカ
●メフィスト

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