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9月30日（現地時間）にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインは何らかの王座を持っているものだけが参戦出来るカンペオン・ウニベルサル2016の予選Aブロックが行われた。日本ではメキシコのG1グランプリと言われている無差別級トーナメントでCMLL最強を決めるものだ。ちなみに2015年の優勝者はアトランティスであった。今回のAブロックにはミスティコ、ネグロ・カサス、バリエンテ、メフィスト、ウルティモ・ゲレロ、マキシモ・セクシー、バルバロ・カベルナリオ、ショッカーが参戦。まず全員でバトルロイヤルを行い組み合わせを決めるのだが、なんとミスティコとウルティモ・ゲレーロという優勝候補がいきなり一回戦でぶつかるというとんでもない展開となり、ゲレーロがゲレーロスペシャルでミスティコを葬る。結果、ミスティコは一回戦敗退という波乱が巻き起こった。ゲレーロはその勢いでショッカーとの大物ルード対決も制し、決勝でマキシモを倒して勝ちあがってきたバリエンテと予選決勝を争った。そして試合はゲレーロ優勢だったが、最後にバリアンテがゲレーロからフォールを奪う金星を挙げ、伏兵バリアンテが決勝進出となった。
そしてセミファイナルでは、なんとスペル・エストレージャ（スーパースター）であるダイナマイト兄弟ことロス・エルマノス・ディナミタ（シエン・カラス、マスカラ・アニョ・ドスミル、ウニベルソ・ドスミル）が登場。90年代のメキシコマットでトップ中のトップとして君臨したレジェンドの中のレジェンドである3兄弟は、2016年9月16日にアレナメヒコ復帰したが、この時はレジェンドを集めるお祭りイベント『CMLL レジェンダス・メヒカノス2016』であったから特別参戦であった。しかし、今回は普通に参戦、長男のシエン・カラスは、2016年で66歳という還暦を過ぎており、この年齢の選手を通常のアレナメヒコ興行で試合させるのは近年では異例である。対戦相手はアトランティス、マルコ・コルレオーネ、ストゥーカJr.というCMLLテクニコ正規軍という感じで、試合は、なんとダイナマイト兄弟が息の合った連携で3人がかりで次々とテクニコ達を場外に蹴散らして優勢に試合を進める。しかし、アトランティスがドロップキックで形成を逆転させると、コルレオーネがエア・コルレオーネを決めて1本選手。続く2本目はコルレオーネの挑発でローブローでダイナマイト兄弟は反則負け。ストレートでテクニコが勝利した。
■ CMLL 金曜日定期戦
日時：2016年9月30日（現地時間）
場所：メキシコ・アレナメヒコ
＜カンペオン・ウニベルサル2016予選Aブロック＞
決勝進出者 バリアンテ
ミスティコ、ネグロ・カサス、メフィスト、ウルティモ・ゲレロ、マキシモ・セクシー、バルバロ・カベルナリオ、ショッカー
＜6人タッグマッチ＞
○アトランティス、マルコ・コルレオーネ、ストゥーカJr.
2-0
●シエン・カラス、マスカラ・アニョ・ドスミル、ウニベルソ・ドスミル
＜6人タッグマッチ＞
○ドラゴン・リー、マスカラ・ドラダ、ゲレーロ・マヤJr.
2-1
●エウフォリア、グラン・ゲレーロ、ニエブラ・ロハ
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