(C)Akhmat Fight Show
10月4日（現地時間）にロシア・グロズヌイで『WFCA 30 Akhmat Fight Show: Grand Prix Akhmat 2016 Finals』が開催された。
このアフマット・ファイト・ショーはロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去にはあのバダ・ハリやザビット・サメドフなど大物キックボクサーが参戦している。
そして、現在、進行中のグランプリの各階級の決勝が組まれた。注目はやはり、格闘技の花形と言える神々の階級ヘビー級だ。優勝候補だったのは、UFCと契約するも健康チェックをクリアできず、一試合もせずにリリースになった悲劇の戦士、ジェロニモ・ドス・サントスで遂に決勝まで進出。もう一方のブロックから勝ち上がってきたのはロシアのホープ、カザベック・サイダリエフだ。このサイダリエフは、日本では全く無名だが、元KSWライトヘビー級王者で日本のライジンにも参戦しているゴラン・レルジッチに勝利した実績もある。そして試合はなんと秒殺決着。ケージ中央でサイダリエフの左キックから左のパンチのワンツーが命中し、サントスが崩れおちる様にダウン。追撃のパウンドをレフェリーが制し、サイダリエフが遂にTKO勝ちで、グランプリ優勝を果たしたのだった。
また、ライトヘビー級の決勝戦も衝撃的な展開となった。勝ち上がってきたのは、総合7戦全勝のマゴメド・アンカラエフと、総合を30戦近く戦っているマキシム・グリシンだ。グリシンはただ戦績が多いだけではなく、あのソクジュやトレヴァー・プラングリー（パンクラスの近藤に勝利した元ボードック王者）にも勝利している。しかし、こちらは4Rまでもつれこんだが、最後はアンカラエフがラッシュからハイキックでグリシンをKO。アンカラエフが遂にTKO勝利となり、グランプリ優勝に輝いた。
■ WFCA 30 Akhmat Fight Show: Grand Prix Akhmat 2016 Finals
日時：2016年10月4日（現地時間）
場所：ロシア・グロズヌイ
＜バンタム級GP決勝＞
○クセイン・ハリエフ（ロシア）
2R 1分54秒 TKO
●シャミル・ザブロフ（ロシア）
＜ライト級GP決勝＞
○サイード・ヌルマゴメドフ（ロシア）
判定 3-0
●ラクマン・ドゥダエフ（ロシア）
＜ヘビー級GP決勝＞
○カザベック・サイダリエフ（ロシア）
1R 0分12秒 TKO
●ジェロニモ・ドス・サントス（ブラジル）
＜ライトヘビー級GP決勝＞
○マゴメド・アンカラエフ（ロシア）
4R 1分13秒 TKO
●マキシム・グリシン（ロシア）
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