10・21『巌流島 全アジア武術選手権大会2016 in TOKYO』トーナメント組合せ決定!

10月21日(金)、代々木第2体育館で開催される「巌流島・全アジア武術選手権大会2016 in TOKYO」。アジアから厳選された8人の武道家、武術家で繰り広げられるワンデー・トーナメント、その組み合わせが決定した。

1回戦の組み合わせは以下のとおり。

<第1試合 4秒殺の伝説樹立! 沖縄拳法空手 vs テコンドー韓国王者>
菊野克紀(沖縄拳法空手/日本) vs. ハ・ウンピョ(テコンドー/韓国)

<第2試合 ロシアの白兵戦闘術・王者 vs モンゴル相撲>
イゴール・ペルミン(ハンド・トゥ・ハンド/ロシア) vs. アマラー・フーヘンフー(モンゴル相撲/モンゴル)

<第3試合 ニッポン柔道 vs 中国・散打王>
小見川道大(柔道/日本) vs. ジャン・ウェンシェン(プロ散打/中国)

<第4試合 国技ムエタイ王者 vs イランの謎の武術王者>
クンタップ・チャロンチャイ(タイ/ムエタイ) vs. アリ・マルバクティアリ(カンフートーア/イラン)

 まさにドラゴンボールの「天下一武闘会」を思わせるアジア武術の祭典。経験的には菊野克紀、小見川道大の日本人・武道家が有利だが、相手はまず闘ったことのない、異分野の選手ばかり。専門家もDATAがない上に巌流島ルールということで、誰が勝ち上がってくるか、予測もできない大会になるのは間違いない。特にロシアの白兵戦闘術の極東王者で、空道のアジア王者のペルミンと、イランの謎のカンフー王者は不気味かつ、映像で見る限り、とても期待ができそう。2人とも年齢が若く、ルックスもいいので、優勝すれば巌流島の新しいスターとなる。

 そうかといえば、中国4,000年の歴史で育まれた武術、その実戦の散打王も若くて期待できそうな選手だ。競技人口から言っても、アジアでは近い将来、断トツの存在となる中国だけに要チェック。その中国武術の相手は、小見川となる。しかし、専門家の間ではやっぱり評価が高いのが、ムエタイ王者のクンタップ。前回の4秒殺はたまたまの敗戦であり、紙一重の闘い。実力を発揮すれば、優勝するのはクンタップというのが、既存の格闘技マスコミの見方である。

 菊野の相手のテコンドー選手もとにかく蹴りのよく出る選手で変則的。モンゴル相撲の選手は、柔道やサンボでも実績を持つ、モンゴルのオリンピック委員会の一押しの選手。そう考えると、変にキック式、MMA式、巌流島式の闘いではなく、自分の技をうまく出せる選手が勝ち上がっていくだろう。自分の技が出せれば、他の選手にとっては全て変則的だ。その中で、菊野と小見川はメダルを獲れるのか? 決勝が 空手vs柔道になれば、それも面白いが、トーナメントは神が舞い降りることもあるし、魔物が棲んでいることもある。果たして、アジアの武術王は誰だ!?

▼谷川貞治プロデューサー健筆!
週刊ファイト9月22日号連載取材拒否新日衣替ノア猪木IGF川田利明パンクラス小見川道大

対戦カード・大会概要
10・21巌流島!トーナメント出場予定全8選手が決定! 世界初のアジア武術選手権を制するのは誰だ!?

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▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第71回
 世界の人口の半分のアジア!
 そこで勝負するのが巌流島10・21大会
 谷川貞治の『プチ格闘技通信』第71回~すでに発表したとおり、巌流島の次回大会が10月21日(金)、代々木第2体育館で行われることになりました。4回の公開検証を終えて、いよいよ次回大会から本格的なシリーズに突入していく巌流島ですが、今回のテーマはズバリ「全アジア武術選手権大会」です。世界にはいろんな格闘技の流派が存在しますが、その源流を辿るとアジアの武術に辿り着きます。人口13億、4,000年の歴史を誇る中国には、それこそ何千の武術流派が存在し、それがアジア中の武術の源流になっていると言っても過言ではないでしょう。空手やテコンドー、ムエタイも全て元を辿れば中国武術だったのです。その中国武術からはなかなか伝統武術は出てきませんが、今回はプロ散打王者が参戦。その中国武術以外には、韓国からはテコンドー選手、モンゴルからはモンゴル相撲の強豪、タイからは前回菊野にまさかの一撃KOを喰らったムエタイ王者のクンタップが参戦します。