30日、新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は8日目を迎えた。愛知県体育館でのビックマッチ仕様での開催となる。公式戦はBブロック。
メインはBブロック頂上対決といえる柴田勝頼vs.内藤哲也の公式戦。右肩と左足に大きなテーピングを施した柴田は満身創痍だ。内藤が実にいやらしく、関節技でギブアップを迫る。されど、殺るか殺られるかの勝負は柴田が望むところ。エルボー合戦やグラウンドでの関節技合戦を経てからのPK→スリーパーホールド。この柴田の畳みかけで内藤がグッタリ。まさに昭和を髣髴させる“痛みの伝わるプロレス”で柴田がレフェリーストップ勝利となった。
セミは6月の大阪城ホール大会のリターンマッチ、マイケル・エルガンvs.ケニー・オメガ。新日マットでの外国人エース対決とも言える試合はさすがのシーソーゲームとなった。エルガンが実にコーナーマット投げを3度も繰り出す。ケニーは逆・コーナーマットボムを繰り出すも、エルガンは逆・片翼の天使で強烈な返礼。最後はエルガンボム、エルガンが大阪城大会に続く勝利を挙げた。
売り興行として知られる愛知県体育館は近年カードが弱く、集客では鬼門となっていた。されど、この日は通常よりも増席したうえで超満員。中京地区の地元レスラーも多いことから、この興行レベルの維持が期待される。
セミ・メインに登場した4選手は優勝候補でもあるが、名古屋大会を経て全員が2勝2敗に。やはり、G1の星勘定は最終日までもつれ込む展開になりそうだ。
■ 新日本プロレス『G1 CLIMAX 26』
日時:7月30日(土) 18:00
会場:愛知・愛知県体育館 5,500人(超満員)
<第1試合>
●デビッド・フィンレー
07分58秒 どどん ⇒ エビ固め
○田口隆祐
<第2試合>
○高橋裕二郎 タマ・トンガ バッドラック・ファレ
07分10秒 ピンプジュース ⇒ 体固め
●キャプテン・ニュージャパン 中西学 小島聡
<第3試合>
BUSHI ○SANADA
09分01秒 Skull End
●ジュース・ロビンソン KUSHIDA
<第4試合>
丸藤正道 ●外道 後藤洋央紀 石井智宏 オカダ・カズチカ
10分44秒 リバースダブルアームバー
○タイガーマスク 獣神サンダー・ライガー 天山広吉 真壁刀義 棚橋弘至
<第5試合 「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○矢野通
04分21秒 逆さ押さえ込み
●本間朋晃
<第6試合 「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
●EVIL
12分48秒 カルマ ⇒ 片エビ固め
○YOSHI-HASHI
<第7試合 「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
○中嶋勝彦
12分32秒 バーティカル・スパイク ⇒ 片エビ固め
●永田裕志
<第8試合 「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
●ケニー・オメガ
16分44秒 エルガンボム ⇒ エビ固め
○マイケル・エルガン
<第9試合 「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦>
●内藤哲也
19分24秒 レフェリーストップ
○柴田勝頼
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