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7月30日(現地時間)にフィリピン・マニラで『WSOF-GC 3 Philippines』が開催された。
UFC、ベラトールに次ぐ全米第三の団体WSOFの北米以外で大会を行う部門としてスタートした『WSOF: Global Championship』の第三回目の大会で、第一回目は中国、第二回目は日本で行なわれており、
今大会はフィリピンで行なう事になった。WSOF-GCはアジア中心に活動していくためロイヤル・ユニオン・トラストとアジア市場でのライセンス権利契約を締結 同社はアジア市場でMMA興行を展開するために設立されたWSOF ASIA(本社は中国の海南)とライセンス使用契約を結び、更に日本のDEEPとも業務提携をしている。
今大会のメインはヘビー級王座戦。第二回大会でブランドン・キャッシュにKO勝ちして初代ヘビー級王者となったエフゲニー・エローヒンの初防衛戦だ。エローヒンは、ロシアMFPのエースとして、ジェフ・モンソン、ブレット・ロジャース、ヴァレンタイン・オーフレイム、マイク・カイルという世界的な大物を倒してきた非UFC選手の中ではトップクラスと言われる強豪だ、挑戦者はブラック・イーグルの異名をとるリチャード・オドムス。ベラトール参戦経験もあり、WSOF日本大会では川口雄介をKOで下している実力者だ。試合は、エローヒンが圧勝。見事に1RにKO勝利で王座防衛を果たした。
■ WSOF-GC 3 Philippines
日時:2016年7月30日(現地時間)
場所:フィリピン・マニラ
<メインイベント WSOF-GCヘビー級タイトルマッチ5分5ラウンド>
○エフゲニー・エローヒン(ロシア/ロシファイターズMMA/王者)
1R 1分11秒 TKO
●リチャード・オドムス(アメリカ/ホドリゴ・ピンへイロBJJ ピート・スプラット・ムエタイ/挑戦者)
<WSOF-GCフライ級トーナメント一回戦5分3ラウンド>
○中村優作(日本/Team Alpha Male Japan)
判定 3-0
●ティム・ムーア(アメリカ/ポテンシャル・アンリミテッドMMA)
<女子アトム級5分3ラウンド>
○ジュリー・ナガオワ(フィリピン/ハイランド・ボクシングジム)
判定 3-0
●桐生祐子(日本/BRAVE)
<WSOF-GCフライ級トーナメント一回戦5分3ラウンド>
○ローレンス・ディグイロ(アメリカ/ギルバード・グラップリング)
判定 2-1
●マルセル・アデュアー(ブラジル/CMシステム・パラナ)
<フライ級5分3ラウンド>
○ウローム・カリム(パキスタン/チーム・フォートレス)
判定
●ヤドヴィンガー・シン(インド/チーム・リレントレス)
7月29日(現地時間)にテキサス州サンアントニオで『RFA 41: Clark vs. Giles』が開催された。
RFAはAXSTVで全米に生放送されている為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFCと共にこのRFAで王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。その為、これからメジャー団体へ上がろうとする若手だけではなく、一度、メジャー団体をリリースされた選手が再起の場として契約し、再契約を勝ち取るケースもある。今回、メインに登場したジョシュ・クラークも、そんな元UFC(ジ・アルティメット・ファイター)、元ベラトールであり、対戦相手のトレヴィン・ジャイルスはレガシーFCなどで実績を積んできたたたき上げだ。試合は、ジャイルスがメジャー経験のあるクラークからチョークで一本勝ち。たたき上げの意地を見せつけたようだ。
■ RFA 41: Clark vs. Giles
日時:2016年7月29日(現地時間)
場所:アメリカ・テキサス州サンアントニオ
<ミドル級>
○トレヴィン・ジャイルス(米国)
2R 1分10秒 リアネイキドチョーク
●ジョシュ・クラーク(米国)
<フェザー級>
○ジャマル・エマーズ(米国)
判定 3-0
●ヒバウド・ジュニオール(ブラジル)
<ライト級>
○アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)
1R 1分27秒 リアネイキドチョーク
●クリス・ピセーロ(米国)
<ウェルター級>
○クリス・ロペス(米国)
3R 4分41秒 TKO
●ファビオ・トリンダージ(ブラジル)
<ライト級>
○グレイドソン・モライシュ(ブラジル)
3R 3分52秒 肩固め
●ウゴ・プラダ(コロンビア)
<バンタム級>
○カーロス・ヴェルガラ(米国)
判定 3-0
●ホゼ・ソト(米国)
電子書籍版は週刊ファイト8月18日号内藤哲也G1昭和の新日W1稲葉大樹ノア限界RIZIN巌流島アリ猪木に収録されました。
【WSOF徹底現場取材レポート】
日本勢負け越し!渡辺久江5年ぶり勝利!郷野、児山1RKO敗戦!~WSOF-GC 2 JAPAN~
(写真撮影:永井鋭次)
7日、東京ドームシティホールにてWSOF-GC 2 JAPANが開催。メインイベントのWSOF-GCヘビー級王者決定戦は、エフゲニー・エローヒンが1RKOでブランドン・キャッシュを下し、タイトルを獲得した。
第1試合の猿丸ジュンジのKO負けに始まり、中島太一が判定負け、児山佳宏、川口雄介がKO負けを喫し、日本勢は4連敗。第5試合に登場した渡辺久江がTKOで5年ぶりの勝利で連敗を止めると、続いて登場した中村優作がスプリット判定で米国のローレンス・ディジーリョから勝利をもぎ取った。第7試合の小見川道大も判定勝利で続くが、第8試合で郷野聡寛がKO負けを喫し、日本勢は3勝5敗で大会を終えた。