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7月12日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、ディスティネーションXと銘打ったXディビジョンの選手にスポットを当てる大会だった。そして、そのメインでは現Xディビジョン王者であるエディ・エドワーズが、TNA世界ヘビー級王者であるボビー・ラシュリーと王座統一戦を行うという夢のカードだった。しかも、試合前の舌戦でエドワーズが招き入れたのが、盟友デイビー・リチャーズだった。リチャーズは怪我で長期欠場中だったが、遂に復帰。これでエドワーズは鬼に金棒となった。そして、試合は、ラシュリーの圧倒的パワーに苦しむものの、レフェリーが戦いに巻き込まれてこん睡状態の時に、ラシュリーがベルトで攻撃しようとすると、エドワーズのセコンドについていたリチャーズが乱入。更に、王座を狙うザ・ミラクルまで乱入して試合は混沌とする。しかし、そこで、入場口からなんと、ムースが登場したのだった。ムースは大学ではアメリカンフットボールの選手として活躍し、2006年にアトランタ・ファルコンズに入団してプロ入り。2010年にはニューイングランド・ペイトリオッツの一員として活躍し、ROHに入団。「プロレスリング・イラストレイテッド」誌2015年最優秀新人に輝き、日本の新日本プロレスでも人気を博していた。ROHと契約満了に伴い、ROHが延長契約の交渉をしていたほか、WWE、TNA、ルチャアンダーグラウンドが獲得に動いていたが、TNAと電撃契約し、今大会に登場したのだった。ムースは、エドワーズ、リチャーズを蹴散らし、リングでラシュリーと対峙。そこにザ・ミラクルがラシュリーに背後からローブロー(金的攻撃)したのだった。そしてムースがクローズラインでラシュリーをなぎ倒す。ムースは早速、TNA世界ヘビー級王者のラシュリーにターゲットを絞り、同じく元ROHのザ・ミラクルと電撃合体したようだ。
またディクシー・カーター社長から、放送曜日が現在の火曜日から、木曜日に変更する事も発表された。
■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年7月12日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド
<TNA世界ヘビー級&Xディビジョン王座ダブルタイトルマッチ>
-ボビー・ラシュリー(世界ヘビー級王者)
ノーコンテスト
-エディ・エドワード(TV王者)
<ストリートファイトマッチ>
-イーサン・カーターⅢ
ノーコンテスト
-ドリュー・ギャロウェイ
<シングルマッチ>
○DJZ
ピンフォール
●ザ・ミラクル
<ノックアウツ王座タイトルマッチ>
○シエナ(王者)
ピンフォール
●ゲイル・キム(挑戦者)
<シングルマッチ>
○ブラム
ピンフォール
●アビス
<Xディビジョン王座挑戦者決定ラダーマッチ>
勝者 DJZ
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