花鳥風月4周年大会!勝村周一朗バチバチ忍!広島花鳥風月と卑怯者ブランド旗揚げ!

■ シアタープロレス花鳥風月Vol.38 やるしか、ねえだろっ!!
日時:2016年5月22日(日) 開始:13:00
会場:東京・王子神谷バビロンの流れのほとりにて 観衆:52人

▼オープニング
 旗揚げ時には本間朋晃(現在新日本プロレス参戦中)が在籍し、ASUKA(旧リングネームは華名)が参戦いていた、シアタープロレス花鳥風月の4周年大会。大野代表が当時の思い出を語り、旗揚げの地に帰ってきた感慨を語る。話題はなくとも若手所属選手中心の4周年興行にしたいきさつも明かされた。
 また、今大会のスペシャルリングアナウンサーとして、シンガーソングライターの中村麻由が紹介された。

▼エキシビション5分間
唐澤志陽
(0-1)
山本裕次郎
※エキシビションの為、勝敗は無し

 唐澤3度目のエキシビションマッチ。山本は差し合いから組んでロープに追い込み、フェイスロックへ。抜け出す唐澤だったが、山本はすぐさまアームロック。ヘッドシザースの形で唐澤は抜け出し、スタンドへ。唐澤はチョップ。山本「効かないよ!」と余裕の表情。唐澤は逆水平、張り手と叩き込みハイキック、ミドルキックと打ち込んでいく。
 山本は蹴り足をキャッチするとボディスラム。グラウンド卍を仕掛けるが崩れるも、体勢を整えると、腕ひしぎ逆十字固めへ。さらにチキンウイングに捕えるがエスケイプ。さらに山本は卍固めへ。続いて張り手合戦になると山本に分。唐澤はハイキック、ミドルキック、と蹴り込むが山本はガード。渾身の蹴りでガードを突きぬくがカウント2。
 唐澤はエルボー連打。「おい、この5分長くねえか!?」と本部席にツッコむと、山本はミドルキックで唐澤をコーナーに追い込みスタミナを奪っていく。「見に来てくれたお客さん、応援してんだぞ! どうしたどうした!」と鼓舞すると、唐澤もミドル、エルボーのコンビネーション。山本は勢いの落ちた唐澤をボディスラムで投げると、終了間際に関節技でギブアップを取る。少々長い5分間が終了を告げた。

<第1試合 タッグマッチ20分1本勝負>
○関友紀子 中川達彦
 9分1秒 片エビ固め ※ダイビングセントーン
HAMATANI ●ムエタイマシン2号

 先発は中川とムエタイ2号。ともに互いにローキック、ミドルと打ち込み、さながらキックボクシングのような試合に。
 関vs. HAMATANIの場面となると打って変わって力比べから腕を取り合う攻防に。足を取ったHAMATANIはスピニング・トゥー・ホールド。うまく体を反転させた関は、下からHAMATANIを張っていく。HAMATANIはこらえて4の字固め。
 2号に替わると、関に打撃の雨を降らせる。コーナーに追い詰めて膝蹴り。強烈なミドルでダウンを奪うと、HAMATANIに交替し、逆エビ固め。関がこれをクリアすると、HAMATANIはブレーンバスター。しかし関はこれを空中でこらえ、体勢を入れ替えて脇固め。中川に替わるとHAMATANIを打撃で押しまくりロープに振るが、これはHAMATANIがカウンターのレッグラリアート。

 関vs.2号。ミドルをくぐってかわし抜けた関は背後から飛びついて、スリーパーホールド。背面からコーナーに押し付けてクリアした2号だが、再び関は飛び乗りスリーパーに。スタミナを奪うと関は中川のアシスト後にダイビングセントーンを落とし、3カウントを奪取。シアタープロレス花鳥風月所属後の初勝利をなった。

<第2試合 15分1本勝負>
○江利川祐
 9分35秒 タイタニック
●住吉久仁夫

 ロックアップからスタート。住吉はサーフボードストレッチに固めていく。江利川はヘッドシザースホイップで切り返すと、エルボーで連打。住吉もドロップキックでコーナーに追い詰めると、ストンピングを降らし、ストレッチ技で苦しめていく。
 逆エビ固めで住吉に捕まる江利川だったが、これをしのいでロープブレイク。住吉はコーナーへ振り走り込むが、江利川はこれを迎撃。捕獲するとブルドッキング・ヘッドロック。ランニング・ネックブリーカーと畳み掛ける。バックドロップへの移行は住吉にひっくり返され、ボディスラム。ダイビングヘッドバッドを仕掛ける住吉だが、江利川はこれをかわして自爆を誘う。江利川は住吉を捕まえると、自らコーナーに駆け上がり、江利川式ヨシタニック=タイタニックを炸裂。そのまま抑え込み勝利を得た。

 試合後、5月20日に誕生日を迎えた江利川へのプレゼントとして、中村麻由から(リトル巨人くんに似ていることから)読売ジャイアンツのユニフォームが贈呈された。
 江利川「ありがとうございます。(誕生日を迎えて)43歳です。勝ててよかったです。花鳥風月、もっともっと盛り上げていきます。よろしくお願いします!」

<第3試合 タッグマッチ20分1本勝負>
○瓦井寿也 たけむら光一
 10分20秒 反則勝ち ※ウルフの凶器攻撃による反則裁定
ジョシュ・オブライエン ●ウルフ・スター☆

 試合開始早々、ウルフは「おい、新婚! 新婚! 新婚!」とたけむらのプライベートを扇動するが、たけむらも「うるせー! おまえこそ新婚じゃねえか! コノヤロー!」と逆扇動。会場からは「シンコン! シンコン!」という新婚コールが巻き起こる。「結婚してねえよ! 俺は生涯独身だ!」とウルフは正体不明を念押しするが、ツッコムようにたけむらの蹴りが飛び、「待て待て、本気じゃねえか!」とさっさとジョシュへ交替する。
 ジョシュvs.たけむら。ジョシュはウルフと組むからか、打撃に加えていつもに増して辛辣な攻撃。ウルフに替わるとウルフはたけむらの腕に噛みついていくなど、英語での意思疎通はかみ合わないがタッグワークはバッチリ決まっていく。ウルフvs.瓦井。髪の毛をかきむしり、動揺を誘うウルフは、髪留めゴムを取り出し、瓦井へゴムパッチン。グラウンドに持ち込み、またしてもゴムパッチン。エルボードロップからのフォールはカウント2。瓦井は逆水平を打ち込むがウルフは余裕。瓦井はウルフのTシャツを脱がし、逆水平。しかしウルフはヘッドロックから転がしてドロップキックを放つなど、瓦井を掌に載せていく。
 瓦井がロコモーション式にブレーンバスターを3発放つと、ウルフはジョシュに交替。いやらしく攻めていくジョシュに追い詰められるが、瓦井はドロップキックで反撃。たけむらに替わると、ハイキック、ドロップキックと鮮やかに攻めたてる。再び瓦井に替わると、ジョシュへジャイアントスイング。しかし2回転しか回らず、炎のコマ状態で無理やり引きづり、逆エビ固めへ。逆にダメージを負ったジョシュだったが、なんとかウルフに交替。するとウルフは何を血迷ったか、いきなり凶器を使ってのラフファイトを展開していく。チェーンを使った絞死刑に入ったところでウルフに反則裁定が下された。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
※服部健太・三尾祥久組対岡田剛史・山本裕次郎組の試合ではあったが、入場後の岡田のマイクアピールによりシングルマッチに変更。

第4試合① 20分1本勝負
○三尾
 17分28秒 エビ固め
●山本

第4試合② 20分1本勝負
○岡田剛史
 12分31秒 エビ固め ※リストクラッチ式変形みちのくドライバー2
●服部健太
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 全選手入場後、岡田がマイクを要求。「今回、所属同士の初対決ってことになってたんですけど、僕は前回(2015年7月20日、王子小劇場での花鳥風月1DAYタッグトーナメント準決勝。岡田のパートナーは近野剣心)ハットトリックに負けてるんですよ。タッグなんだけど、服部くん、三尾くん、シングルマッチにしましょうよ。どうですか?」
 これを本部席にいた大野代表が許諾し、ハットトリック側も快諾。急遽山本vs.三尾と岡田vs.服部のシングルマッチ2戦に変更されることとなった。

第4試合①
 握手でスタート。三尾はテイクダウンを奪い一気にフォールを奪いに行くがカウント1。三尾は上体をキープしつつ、腕ひしぎ逆十字を狙っていく。山本が足を取りにいくと三尾は体を反転させ、サイドポジションに移行。これも山本返してアームロック。三尾は足を取っていくがこれはニアロープ。山本はニーロックを仕掛けるが、三尾は足をからめ取って複合関節技に。山本転がり、両者同時にロープエスケープ。
 三尾は低空ドロップキックなど山本が痛めているヒザへ集中攻撃。ヒザを高々と上げ、マットへ叩きつけていく。三尾は場外へ出ると、コーナーポストを使い山本のヒザを痛めつける。再びドロップキックで砲火を浴びせると、自ら「リング内でやれ、コラー」と叫び、山本を中へ入れる。さらにヒザを絞め上げて攻撃を加えると、山本はようやくロープブレイク。痛めた足でソバットを繰り出すと、三尾は延髄斬り。山本をフォールもカウント2。
 山本が息を吹き返すと、チキンウィング・フェイスロックから裏投げを連投。バックドロップホールドで固めるが、ヒザの痛みのため固定しきれない。ヒザを付き合い、エルボーを打ち合うが、三尾は起き上がりざまにバックスピンキック。飛びヒザ蹴りでカウント2。さらに高速で丸め込んでカウント3。山本が抗議するが覆らなかった。

第4試合②
 すばやく服部のバックを取っていく岡田だが、服部もすぐさまバックを取り返す。岡田はエルボーでここから抜け出すと、服部も岡田の腕へパントキック。服部は腕をからめて肩を攻める。岡田をコーナーに追い詰めると、腕固めへ。さらにキーロックに行ったところでエスケープ。
 岡田の腕をロープに固定し蹴り込んだ服部だが、岡田がここからスリーパー、エルボー。PKからニードロップ。チキンウィングと息を吹き返す。服部は飛びつき腕十字を狙うがこれもエスケープ。ロープに振ってのフライングクロスチョップからフォールもカウント2。ドロップキックで畳み掛けるがカウント2。エルボー連打から張り手の打ち合い。岡田が息を吹き返し裏投げすると、服部もすかさずジャーマン・スープレックス。岡田もバックを取ってのジャーマンスープレックス。すぐさま服部がドロップキック。
 ダブルダウン状態となるが、両者起き上がると平手打ち。岡田はミドルキックで服部をダウンさせると、そのまま抑え込むがカウントは2。岡田はもう一度服部を捕まえ、抱え上げてからさかさまに持ち替える変形のみちのくドライバー2でピンフォール。服部は両拳をマットに叩きつけて悔しがった。
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岡田「最後、自分のわがままでシングルに変更になりました。ありがとうございます。デビュー1年でたくさんの経験を積ませてもらいました。感謝してもしきれないです。本当にありがとうございます。7月17日、広島で広島花鳥風月を旗揚げします。広島花鳥風月の色ってのは、現場で、生で観に来てもらったらわかると思うので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました!」

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■ シアタープロレス花鳥風月Vol.39 THE NEXT CHALLENGE?
日時:2016年5月22日(日) 開始:17:30
会場:東京・王子神谷バビロンの流れのほとりにて 観衆:63人

▼オープニング
 シアタープロレス花鳥風月・4周年大会の夜の部。純潔で臨んだ昼とは打って変わって、外からの挑戦者を迎え撃つ構図がラインナップ。また、6月5日、東京タワースタジオ大会で、Wink 鈴木早智子さんのゲスト出演。5月31日VKF・新木場大会での2度目の防衛戦・ヤス久保田を退けた場合、勝村周一朗の持つVKF王座の3度目の防衛戦が同大会で組まれることが発表された。

▼エキシビション5分間
唐澤志陽
(0-0)
たけむら光一
※エキシビションの為、勝敗は無し

 3月13日に行われた、唐澤のエキシビションデビュー戦である中川達彦の“相方”、王子きつね空手軍のたけむら光一が対戦相手に抜擢。唐澤は同じ立ち技をバックボーンに持つ者同士と、けん制するが、唐澤を捕まえるとたけむらは急角度でDDT。唐澤がチョップで胸を打っていけば、たけむらは的確にドロップキックと、あえてプロレス技で対抗。プロレスの洗礼を浴びせていく。
 たけむらはコーナーへ振るとかちあげるようにラリアットを打っていく。唐澤の背面に蹴りを打ち込むと、唐澤もローキックを浴びせて猛攻。しかしここでもたけむらが一枚上手。蹴りをかわすと後ろ回し蹴り。唐澤は再び下段の蹴りで糸口を見つけようとするも、ここでゴング。5分間の終了が告げられた。

<第1試合 30分バトルロイヤル ムエタイ本物決定戦>
○ムエタイマシン2号
 5分49秒 オーバー・ザ・トップロープ
●マッチョムエタイ
※退場順①ムエタイキング、②ムエタイゆーじる、③ムエタイHAMATANI

 ムエタイマシン軍ムエタイナンバー1を決めるムエタイ本物決定戦が花鳥風月で行われた。初登場も含め、選抜5選手がバトルロイヤル方式で対戦する。グローブをはめていないムエタイ覆面戦士、マスクデザインが明らかに違うムエタイ覆面戦士などもいるため、メンバー間で突っ込みあう中、ムエタイHAMATANIとムエタイキングがぶつかり合う。
 ボス格と噂されるムエタイキングが倒れると全員で抑え込みにかかり、2分21秒で失格。その上に乗っていたムエタイゆーじるが続けて抑え込まれて、2分25秒で失格。ムエタイHAMATANIは昼にタッグを組んでいたムエタイ2号に共闘を申し込むと、2号も快諾。しかしマッチョが攻め込まれると、2号がムエタイHAMATANIをも攻撃し仲間割れ。マッチョが抑え込み、4分5秒でHAMATANIが失格。残るはマッチョと2号となった。2号のヒザ蹴りをものともせず、マッチョは担ぎ上げてバックブリーカー。しかし、フィニッシュを極めようとコーナートップに昇ったところを蘇生した2号が落とし、これがオーバー・ザ・トップロープ裁定となり、ムエタイ本物戦士の座を手中に収めた。

 試合後、2号はセコンドにいた練習生・唐沢を無言で指名。ムエタイランカー・唐沢との一騎打ちを志望した。本部席に確認するとゴーサイン。緊急決定特別エキシビションが行われることになった。

<緊急決定特別エキシビション3分間>
ムエタイマシン2号
(0-0)
唐澤志陽
※エキシビションの為、勝敗は無し

 ムエタイマシン2号と、M16ムエタイジム代表の顔も持つムエタイランカー練習生、唐澤志陽とのムエタイ本物戦士決定戦スピンオフ的エキシビション。両者スタンディングからスタートすると、激しい蹴りが交差。また唐澤はこれまでのエキシビションでみせることのなかった首相撲からの崩しを駆使して2号を投げ捨てていく。2号もヒザを多用し、ラッシュをかけるが、唐澤がまたも組みついて崩していく。あっという間に3分のゴングが鳴らされ、両者に喝采が贈られた。

<第2試合 タッグマッチ30分1本勝負>
○梅沢菊次郎 洞口義浩
 15分25秒 片エビ固め ※ジャック・ハマー
江利川祐 ○瓦井寿也 

 序盤、江利川は猛烈な逆水平を梅沢に入れていくが、涼しい顔で全く動じない。梅沢は江利川を場外に連れ出し逆水平。江利川もエルボーで反撃するが、受け流される。洞口に代わるが、やはり攻め込まれるままの江利川。再び梅沢に代わると、江利川の頭を掴んだ洞口は、頭を出した梅沢にスローイング。梅沢も続けてヘッドバットを打ち込んでいく。江利川は反撃のヘッドバットも、石頭には勝てず自らダメージ。しかし江利川は気合を入れて助走をつけてのジャンピングヘッドバット。梅沢はこれで流血も、江利川を捕えて逆エビ固め。瓦井はカットに入るが、梅沢は全く動じない。洞口がビックブーツで瓦井を退けると、江利川がランニングネックブリーカー。
 瓦井vs.洞口。ショルダータックルで洞口を倒すと、ジャイアントスイングに移行。10回転から逆エビを極めるが、これはロープブレイク。瓦井ラリアットも洞口かわして回し蹴り。これも瓦井かわすが、そのまま軸足を回して蹴りあげる。梅沢に代わると、瓦井と逆水平チョップ合戦へ。一発の威力が違い瓦井はロープにもたれかかる場面もあるがそのたびに気合を入れ復活。逆水平、両手を使ったダブル逆水平と叩き込んでいく。「おかわり」コールも発生する中、梅沢が逆水平で瓦井対にダウン。アルゼンチンの形に担ぐとそのまま後ろに倒れ込み、押さえこんでカウント2。瓦井も負けじと覆いかぶさるがカウント2で跳ね返され、最後はジャック・ハマーからの片エビ固めで梅沢が勝利した。
 江利川が梅沢に飛びかかっていくが、梅沢は払いのけるようにして相手にしない。「あんなに元気なら試合中に出せ!」と喝を入れた。

<第3試合 タッグマッチ20分1本勝負 セクシーハットトリックvs.オウンゴール>
○関友紀子 服部健太 三尾祥久
 19分33秒 片エビ固め 
ウルフ・スター☆ ●スペースレッド 黒い篠宮

 先発は三尾と篠宮。三尾はフェイスロックの形で捕えるが、篠宮は体重移動でうまく返しアームロックへ。三尾も取り返して前転から足を刈っていく。篠宮もフェイスロックから腕を取りテイクダウン。そのままフェイスロックで固めていく。篠宮がアームホイップを見せると、会場からため息が漏れ、「カッコいい役がとられる!」とウルフが叫ぶ。

 レッドvs.服部。両腕を絞っていく服部に、「悪いヤツだ!」とヤジを飛ばすウルフ。ロープに飛ばすとリープフロッグを交えたロープワーク。服部は関にタッチ。
「関さんこい!」と試合権がウルフに渡ると、「今のは悪かった」と関に手を差し伸べる。関が握手に応じると、その手を取って「んなわけねーだろ!」とトーキック。ウルフは全女式の髪の毛ホイップを繰り出し始める。
 関vs.篠宮。篠宮が関を捕まえると自軍コーナーに。レッドに変わると3人で関を囲み、維新軍式太鼓の乱れ打ち。しかし篠宮が一息長く太鼓を打ち続ける。長いから息を合わせてと注意が入り、もいちど太鼓の乱れ打ち。しかしやはり篠宮がだいぶ長い。長いから息を合わせてと注意が入るが、もめてる間に関が抜けだし、三尾にタッチ。もいちど太鼓の乱れ打ち…… と関がいないことに気付く3人へ、三尾はまとめてドロップキック。戻ったレッドはボディスラムからカウント2。ウルフも続けてボディスラム。篠宮は腕を取ってコーナーに張り付ける。ここから乱戦に。三尾はレッドのラリアットをかわしバックスピンキック。服部はウルフとレッドをまとめてドロップキック。立ち上がったウルフに服部はドロップキックからフライング・ボディアタックでカウント2。フライング・クロスチョップからの片エビ固めを狙うが、これはウルフが急所攻撃。
 レッドの低空ドロップキックは三尾がかわして延髄斬り。試合権利が関に移る。オウンゴールは関をコーナーに振り、集中砲火。篠宮がバックブリーカーを決めるとレッドがそこへギロチンドロップ。ウルフはかついでみちのくドライバー2。レッドがボディスラムで叩きつけてカウント2。関はレッドを飛び越え、絞めに行くと、ハットトリック2人がフォロー。走り込んでのセントーンから、ラッシュをかけ、関は2連勝を勝ち取った。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
岡田剛史 ○ジョシュ・オブライエン
 9分56秒 片エビ固め ※顔面へのランニングニー
たけむら光一 ●松本崇寿

 ジョシュvs.たけむらでスタート。ジョシュがハンマーパンチすると、たけむらもヒジを浴びせていく。岡田vs.松本の場面となると互いに足を狙うグラインドの攻防へ。岡田に替わったジョシュは、エルボースマッシュで松本を追い込んでいく。岡田&ジョシュ組は素早いタッチワークで松本を攻めていき、ジョシュはボディスラムから、ダイビング・ニードロップ。フォールと思いきや、そのままヒザを固めていく。
 たけむらvs.岡田。ジョシュのラリアットをたけむらかわしてニールキック。そのまま岡田を捕えて、ノーザンライト・スープレックス。さらにニーリフトからDDT。松本に替わると、岡田もジョシュにチェンジ。互いにエルボースマッシュを炸裂させていく。ジョシュはダウンを奪うとフォールへ。カウント2。抱え上げて松本をそのまま後ろに落とすと、ハンマースルー。岡田はヒザをたたき込み、ジョシュはエルボーを決める。ジョシュはフロントスープレックス。松本のスタミナを減らすと、もう一発。しかし松本も必死にスリーパーの体勢に。ジョシュはそのまま抱え上げて自軍のコーナーへ。岡田が後ろから攻撃し切り離すと、ジョシュは松本にランニングニー。3カウントを奪取した。

<第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
△勝村周一朗 進祐哉
 4分36秒 両者リングアウト
伊藤崇文 △忍

再試合 時間無制限1本勝負
△勝村周一朗 進祐哉
 8分8秒 両者リングアウト
伊藤崇文 △忍
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 先発は進と忍。忍がロープに押し込むと、クリーンブレイク。次は進が押し込み、クリーンブレイク。客席から拍手が起きる。続いて勝村vs.伊藤。バチバチの打撃戦は場外乱闘へ発展。パートナーを巻き込んだ乱戦は互いにリングに戻れず、場外カウント20。5分足らずの不完全燃焼で終了のゴングが鳴らされた。

勝村「オイ、ふざけんなコノヤロー!」
忍「ふざけてません、僕は」
勝村「こんなんで納得するワケねえだろ」
忍「このまま帰りますけど」
勝村「(場内を見渡し)納得しないですよね?」
忍「もう一口くらいやる? (それ以上は)疲れちゃうから」
勝村「やろうぜ。いいですよね」

本部席の了解を得て、無制限1本勝負で再試合が行われることとなった。

 先発は勝村と忍。次第にエキサイトとする両者に替わり、進と伊藤の場面では進のローキックの攻防から伊藤がグラウンドに持ち込み腕ひしぎ逆十字固めへ。勝村がタッチをすると、変形のDDT。そのままリストを固めていき、キックを突き刺していく。伊藤をロープ際に寄りかからせると、トップロープを使ったホーミング式キック。ロープの反動を利用したフライング・クロスボディと畳み掛ける。伊藤は忍に替わると、忍は勝村へドロップキックでカウント2。勝村はフィッシャーマンで投げた後に、ニンジャチョークへ。これをクリアすると、伊藤がジャーマン。ここから再び両チーム場外乱闘へ。忍は客席のパイプ椅子をかき集め重ねると、勝村を抱え投下。さらにイスを投げつけ、叩きつけていく。伊藤はごみ箱へ進を叩きつけると、缶やペットボトルの山で進の動きを封じる。そのまま場外カウントは進み、またしてもカウント20が数えられた。
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忍「勝村さん、思ったよりも手ごたえなかったッスね。でもベルトもってるんですよね。挑戦してもいいですか? それとも、逃げますか? 挑戦してもいいですか? それとも、逃げますか?」
勝村「やってやるよ。テメエこそ逃げるなよ」
忍「オレは逃げません。会場入り時間の2時間前にいますから。(パイプ椅子をリングに広げ)疲れたんで座るんで。チャンピオンも座ったらどうですか? 座ってどうぞ」
進「オイ、伊藤! 次は俺とだからな」
伊藤「(パイプ椅子に腰かけ)……」
忍「伊藤さんも一言ないんスか?
伊藤「……」
勝村「逃げんなよ」
忍「わかった。オレ、入り時間4時間前に行くから」
伊藤「……逃げてないし。座って待ってるわ(笑)」
忍「この時点で我々の勝ちですね。じゃーねー」
勝村と進が返ろうとする忍に飛びかかり、またしても一触即発。セコンド陣が一斉に引き離す。

忍「あんたたちのような、そんなやり方はしないんで!(と言い残し、伊藤と退場)」

勝村「5月31日、新木場VKF。余裕で王座防衛して。6月5日、東京タワー。忍も伊藤も政宗も、まとめてぶっつぶします! 応援よろしくお願いします! ありがとうございました! じゃあ締めは昼興行をプロデュースした服部君に!」
服部「僕も、勝村さんのベルトに挑戦できるように。結果を出します。僕は僕なりのプロレスで、花鳥風月やっていきます。花鳥風月はこれからもどんどん攻めていくので、よろしくお願いします!」

 最後はレギュラー選手で恒例の「花鳥風月コール」で締め。4周年を迎え、それぞれの方向性を確認する一夜となった。

 なお、休憩中に本部席にウルフ・スター☆が登場。インフォメーションを行った。
ウルフ「7月10日、『シアタープロレス卑怯者』旗揚げします。卑怯者ばかりが集まって、楽しいことをやる! 2日前は花鳥風月・大野代表の誕生日なんで、卑怯者興行、やっちゃおうかなと。2日前は花鳥風月・大野代表の誕生日なんでね! 皆さんどうですか、来てくれますか!?」
 会場の客席の反応もよく、代表の誕生日記念を念押ししたため、代表も困惑気味ながら快諾。シアタープロレス花鳥風月に、また新たなブランドが生まれることが決定した。

【大会情報】
▼シアタープロレス花鳥風月
日時:2016年6月5日(日) 13:00~
場所:東京・スターライズタワー(旧・東京タワースタジオ)
チケット:最前5500円、二列目以降4000円
カード:西村修/松本崇寿vs.山本裕次郎/ジョシュオブライエン
進祐哉/岡田剛史vs.伊藤崇文/政宗
関/服部/三尾vs.ブラックタイガー/神楽/スペースレッド
レイパロマ/江利川vs.梅沢/ウルフスター☆
唐沢志陽デビュー査定マッチ
ゲスト:Wink鈴木早智子

▼シアタープロレス卑怯者
日時:2016年7月10日(日)
詳細:未決

▼シアタープロレス花鳥風月 柏夏祭りイベント(イベント正式名称未決)
日時:2016年7月16日(土) 時間未決
詳細:未決
チケット:無料

▼シアタープロレス広島花鳥風月
日時:2016年7月17日(日)12:30~
場所:広島・広島産業会館
チケット:未決
【参戦選手】岡田剛史、山本淳一、他

▼シアタープロレス花鳥風月
日時:2016年7月18日(祝・月) 時間未決:昼夜興業予定
場所:東京・王子小劇場
チケット:未決

販売所:東十条 居酒屋ようがんや(03-3913-7270)
メール予約:info@gtalent.net
総合インフォメーション:03-3908-0883

写真提供:KCFG Photographer Shie

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