ランバージャック王座戦で大混乱!TNAインパクト・レスリング

(C)TNA

 5月17日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、現在、ドリュー・ギャロウェイの保持するTNA世界ヘビー級王座への挑戦権を得たボビー・ラシュリーの王座戦が行なわれた。しかも、この試合は女社長ディクシー・カーターが完全決着を付けさせようとランバージャックマッチと決定してしまったのだった。試合は、両者がぶつかる熱戦が続いたものの、ここでランバージャック形式にした事が裏目に出てしまう。なんとヒール勢が試合中にギャロウェイの足を引っ張り、試合を妨害したのだった。これによりギャロウェイの反則防衛となったのだが、ここでTNAロースター達が大乱闘。特に抗争中のレスラー同士が興奮して激しくやり合い収集が付かなくなった。今後、どうなってしまうのか?今後の王座戦線から目が離せないだろう。

 更に、2016年5月10日放送回に現れたジェフ・ハーディの過去のギミック、ウィローの偽物とジェフは対峙した。当然、偽物の正体を暴こうとすると、やはり正体は抗争中の兄マット・ハーディだった。この兄弟の骨肉の争いも更に過熱していきそうだ。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2016年5月17日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座タイトルランバージャックマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ(王者)
 反則
●ボビー・ラシュリー(挑戦者)

<タッグマッチ>
○DJZ、エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●ヘルムズ・ダイナスティ

<ノーDQマッチ>
○イーサン・カーターⅢ
 KO
●タイラス

<シングルマッチ>
○ザ・ミラクル
 ピンフォール
●アール・ヘブナー(レフェリー)

<シングルマッチ>
○シェンナ
 ピンフォール
●ベルベット・スカイ

<シングルマッチ>
○ジェフ・ハーディ
 ピンフォール
●ウィロー

電子書籍版は金曜20日発売『週刊ファイト5月26日号』に収録されました。
週刊ファイト5月26日号新日株式公開WWE自社株売却巌流島UFC韓国RFC新日kick大舘祭り

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

週刊ファイト3月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎
▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。

週刊ファイト4月28日号RIZIN遠征TNA陥落UFC引退騒動王道旗揚谷川貞治チャイナ江幡睦
▼RIZIN前進 UFCコナー・マクレガー騒動 TNA陥落 チャイナ訃報
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・